なんだかんだでカメラのありようというものは時代に合わせて変化し続けている。アナログ→デジタルは確かに空前絶後の革命であったが、カメラオブスキュラ やダゲレオタイプまで遡らずとも、カラーフィルムやフィルムの自動巻きやオート露出によってもカメラの世界は一夜にして様変わりしてきたし、そのような革 命を起こさなくても変態の極致のようなインパクトのあるヘンテコカメラは無数に登場し消えていった。
そんなカメラ世界なので、もうカメ ラ本体が空飛んで勝手にものを写してこようが(ドローン)、ピント(Lytro)やフレーミング(Theta)など撮った後で設定すれば良いというカメラ が登場しようが、なかなか住民も仰天したりはしないのだが、こいつにはなかなか仰天した。
Powershot N2はCanonのコンパクトカメラである。一言で言うなら、セルフィーやライブビュー撮影やスマートフォン連携などのモダンな用途に振り切った潔いボディと操作体系をもつトンガったカメラだといえる。
とはいえそれだけならもっと鋭利な角度のカメラはいくらでもあって、完全にセルフィー用途に振り切ったカシオのTRIXや、超望遠ライブビュー撮影を実現するためアサルトライフルのようなダットサイトを搭載したオリンパスのSP-100EEや、連携というかほとんどスマートフォンに取り付けて使うソニーのQXなどカメラ界の誇る魑魅魍魎がいくらでも沸いて出てくる。ほんと頭おかしいなこの業界。ではN2はいったい何が仰天ポイントなのか。
答えはこちら。シャッターボタン(レリーズボタン)がない。あるのは「シャッターリング」なる謎の機構だ。
前述のように頭のネジがダース単位で吹っ飛んでいるカメラ業界でも、どうやら指と脊髄にあるネジはガチガチに強固な上クレ556でも溶かせないほどに錆付いているらしく、シャッターボタンだけはいかなる変態マジキチカメラでも右上の例の位置にかちりと押し込むボタンとして存在してきた。シャッターボタンがそもそも必要ないケータイ・スマホでもユーザーの声に押されて「カメラ持ち」したときの右上の例の位置にシャッターボタンが付くのが当たり前になってしまったし、GoProやPhantom Visionなど、別にそこでなくても誰も困らないだろという「カメラ」でもこの位置は不動だ。LytroやQXやThetaなど「右上の例の位置」が物理的に存在しないカメラでようやくかすかに洗脳が解けるらしくちょっと自由な位置にボタンが移るが、やっぱり押し込みボタンであることは変わらないのだ。SP-100EEともなるとガングリップとトリガー式のボタンを付けてアサルトライフルごっことかやるアホ軍オタがたくさんいるわけだが、ここまでくると改造の域である。
それではシャッターリングはどんなイカレたテクノロジーでもってレリーズ動作を行っているのか?
煽っておいてなんだがたいしたことでは無い。リングがそのまま、水平方向からなら360°どこからでも半押し→押し込みできるシャッターボタンなのだ。レンズに正対した側から押すのでなく、レンズの円周から金属リングを「ズラす」ような操作と言って伝わるかどうか、触れば一発で理解できる構造だが、あまりに前例がなさ過ぎて文章で説明しにくい。
ズラすような動作と聞いてその感触が心配になるところだが、これがまた普通のシャッターボタンと全くといって良いほど変わらない。適度な圧で半押しも効くようになっているし、位置と形状が少々違うだけで、従来のボタンと同じく絞るような押下操作も違和感なく出来る。 それでいてカメラを傾ける、片手で持つ、前後逆(自撮り)、その他のいろいろな、カメラスナップ撮影のお作法から外れるような持ち方と撮り方をするとき、このリングシャッターはおおむねどのような体勢にあろうともほとんど変わらない操作感を提供する。
N2を説明するのにこの「変わらない操作感」というワードはひとつのヒントになるかも知れない。新奇性に満ちたイロモノのような風体でありつつもN2の操作感は巷で「新感覚の操作感」とか「先進的なユニバーサルデザイン」と謳われるようなものとはほど遠く、「オールドスクールなカメラ操作作法と乖離しない非常に古典的な操作感」である。しかもそれを、どのようなアグレッシブな持ち方や撮り方であっても維持し続けられるように出来ていると感じる。ただ右上の例の位置にボタンを付け続けるヘンテコカメラ軍団と比べてなんと頑なに操作感を維持していることか。
それに「ユニバーサルデザイン」的では無いと書いたが、このリングシャッターの実現しているものは明らかにユニバーサルデザインそのものであって、ボタンと比べて圧倒的に握力や利き手を意識せず操作できる。いやこのアイデアはなかなかのイノベーションだと思う。
同様の機構を搭載する製品は(先代Nがあるけど押下可能な角度は制限されるらしい)寡聞にて知らないが、しばらくしたらヘンテコカメラ界隈はこぞって真似をし始めるのでは無いだろうか。
能書きはほどほどにしてカメラとしてのN2を見ていく。
ただの変態シャッターを搭載したおもしろカメラがN2というわけではなく、前述の通り一応「セルフィー等にも最適な"フリースタイル"カメラ」として売っており、「写真に対してはSNSに投稿してナンボという現代的なアプローチを取るがミラーレス抱えて歩くほどサブカルでもないけどスマートフォンカメラで画質や使い勝手を無視し続けられるほど寛容でもない」というメンドクセえ層に訴求しているようだ。
質感などは最近のコンデジの標準。いわゆる「チャラい系」カメラのツヤスベ質感や、ハイエンドコンデジの「本格的」な金属ガチムチ梨地ボディでは無く、ハイミドルクラスの標準しっかりボディという感じ
左からiPhone5、N2、iPhone 6 Plus。大きさはコンデジがコンデジのまま実現できるギリギリのコンパクトといった感じ。Pentax Qのような超ちっちぇえと大喜びするようなサイズ感では無く、普通のコンデジに近い。
このスタイルだとレンズが大きいように錯覚するが、実際のところは外周はシャッターリングであるだけでレンズ自体はこの程度だ。
シャッターリングはズームリングも兼ねている。回転させてズームするが、一眼レフのレンズのような回転でなくコンデジらしくレバー式というかバネ式というか10度くらいしか回転しない奴のアレ。
マクロ性能は1cmでほとんどくっつけて良い。バリアングルも含めてこれはかなりカメラの用途にマッチしておりありがたい。
マクロ撮影
強烈にトンガった外観とコンセプトをもつ製品は概して本来の役割においては今一つの性能であることが多いが、このN2、だてにカメラ界の巨星たるキヤノンという名門の出ではなく、結論から率直に言えば「想像以上によく写る」
レンズ収差やフリンジなどの話をするまでもなく、キリッとシャープで自然な色合い、それでいて安っぽくはないなかなか魅せる絵が撮れる。もちろんのこと一眼レフと比べるという話ではないし、もっと圧倒的高画質のコンデジは枚挙にいとまがないだろうが、これはあくまで「セルフィースティックやスマホ撮影の世界観」の延長線上の位置づけのカメラである。そこに置くと頭一つでは足りないくらい抜きんでている。いかに進化したとはいえスマートフォンの極小センサーと板切れレンズでは物理的に限界というものがある。
コンデジの3万円という価格は安いわけではないが、同価格帯のコンパクトデジカメと比べてもそれほど遜色はないと思う。まあそれほどコンデジを多数そろえて比べているわけではないし初代RX100やGRもだいぶ安くなっているので、画質でこの価格を正当化するのはちょっと厳しいとは思うが。
どちらかというとこの唯一無二の使い勝手を語るべきカメラである。片手でちょっと込み入ったところを撮影する場合など、従来のどんなコンデジでもかなわないほどの威力を発揮する。
ケージの中に手を入れていきものを撮影
一般的なコンデジより多少小さいため、また液晶がスタンドとなることで角度をつけて設置でき、後述するがスマートフォン連携も出来るため結果としてこのような撮影ができるわけだ。
やめて!
これで防水加工が施されていたら完璧だったが、一般的な防滴ですらないためあまりエクストリームな使用はできなさそう。
7群8枚のレンズは8倍ズーム。すなわち35mm換算で28-224mmとなるそうだ。前述の通り「スマホとセルフィースティック」の世界観でこの光学ズーム力はかなり破格である。道の向こうのネコくらいなら迂闊に近寄らずとも撮影できるだろう。これもコンデジでは普通程度の能力だがスマホry
手ブレ補正も当然きちんと光学手ブレ補正で、青天下なら片手で撮ってもほとんどブレるということを知らない。これはそもそもシャッターリングの仕組みが片手操作の理に適いまくっており、通常のボタンよりもブレが軽減されている、と思えてならない。
ライブビューはいちいち語るまでも無く通常通りのコンデジ仕様。タッチパネル対応で、タッチフォーカスが可能なことはN2の使い方を考えるとじわじわと強力さを発揮する。
メディアはmicroSD、電池は充電式。三脚穴もきちんとある最近のコンデジではほぼ当たり前だが、スマートフォンとWi-Fi接続を行うことでレリーズ、ライブビュー、画像転送が可能。NFCマークが示すとおりAndroidならばNFCペアリングも可能。スイッチ一つで連携モードが起動する。
携帯電話のカメラが進化し写真生活がSNSと密着するようになった現代で、スマートフォン連携、いずれは融合こそがコンデジの唯一の生き残り策であるというのはQXやAndroid搭載デジカメが登場する前より持論であったが、路線こそ正しいとはいえ実際は今のようなゆるい融合形態がしばらく続くのだろう。そこへ行くとN2はかなりスマートフォン連携ありきでありながら単体カメラとして遜色もなく、良いバランスである。
今回はセルフィー用でなくコンパクト用として購入したが、かなり良いカメラだと思う。シャッターボタンがないと写真の取る楽しみが、みたいな老害の方も実際のシャッターリングの動作を体感すれば文句はないだろう。イロモノとしてではなく今後のコンパクトデジタルカメラの未来を占う試金石としてチェックしておくべき機種であると思う。
とはいえそれだけならもっと鋭利な角度のカメラはいくらでもあって、完全にセルフィー用途に振り切ったカシオのTRIXや、超望遠ライブビュー撮影を実現するためアサルトライフルのようなダットサイトを搭載したオリンパスのSP-100EEや、連携というかほとんどスマートフォンに取り付けて使うソニーのQXなどカメラ界の誇る魑魅魍魎がいくらでも沸いて出てくる。ほんと頭おかしいなこの業界。ではN2はいったい何が仰天ポイントなのか。
答えはこちら。シャッターボタン(レリーズボタン)がない。あるのは「シャッターリング」なる謎の機構だ。
前述のように頭のネジがダース単位で吹っ飛んでいるカメラ業界でも、どうやら指と脊髄にあるネジはガチガチに強固な上クレ556でも溶かせないほどに錆付いているらしく、シャッターボタンだけはいかなる変態マジキチカメラでも右上の例の位置にかちりと押し込むボタンとして存在してきた。シャッターボタンがそもそも必要ないケータイ・スマホでもユーザーの声に押されて「カメラ持ち」したときの右上の例の位置にシャッターボタンが付くのが当たり前になってしまったし、GoProやPhantom Visionなど、別にそこでなくても誰も困らないだろという「カメラ」でもこの位置は不動だ。LytroやQXやThetaなど「右上の例の位置」が物理的に存在しないカメラでようやくかすかに洗脳が解けるらしくちょっと自由な位置にボタンが移るが、やっぱり押し込みボタンであることは変わらないのだ。SP-100EEともなるとガングリップとトリガー式のボタンを付けてアサルトライフルごっことかやるアホ軍オタがたくさんいるわけだが、ここまでくると改造の域である。
それではシャッターリングはどんなイカレたテクノロジーでもってレリーズ動作を行っているのか?
煽っておいてなんだがたいしたことでは無い。リングがそのまま、水平方向からなら360°どこからでも半押し→押し込みできるシャッターボタンなのだ。レンズに正対した側から押すのでなく、レンズの円周から金属リングを「ズラす」ような操作と言って伝わるかどうか、触れば一発で理解できる構造だが、あまりに前例がなさ過ぎて文章で説明しにくい。
ズラすような動作と聞いてその感触が心配になるところだが、これがまた普通のシャッターボタンと全くといって良いほど変わらない。適度な圧で半押しも効くようになっているし、位置と形状が少々違うだけで、従来のボタンと同じく絞るような押下操作も違和感なく出来る。 それでいてカメラを傾ける、片手で持つ、前後逆(自撮り)、その他のいろいろな、カメラスナップ撮影のお作法から外れるような持ち方と撮り方をするとき、このリングシャッターはおおむねどのような体勢にあろうともほとんど変わらない操作感を提供する。
N2を説明するのにこの「変わらない操作感」というワードはひとつのヒントになるかも知れない。新奇性に満ちたイロモノのような風体でありつつもN2の操作感は巷で「新感覚の操作感」とか「先進的なユニバーサルデザイン」と謳われるようなものとはほど遠く、「オールドスクールなカメラ操作作法と乖離しない非常に古典的な操作感」である。しかもそれを、どのようなアグレッシブな持ち方や撮り方であっても維持し続けられるように出来ていると感じる。ただ右上の例の位置にボタンを付け続けるヘンテコカメラ軍団と比べてなんと頑なに操作感を維持していることか。
それに「ユニバーサルデザイン」的では無いと書いたが、このリングシャッターの実現しているものは明らかにユニバーサルデザインそのものであって、ボタンと比べて圧倒的に握力や利き手を意識せず操作できる。いやこのアイデアはなかなかのイノベーションだと思う。
同様の機構を搭載する製品は(先代Nがあるけど押下可能な角度は制限されるらしい)寡聞にて知らないが、しばらくしたらヘンテコカメラ界隈はこぞって真似をし始めるのでは無いだろうか。
能書きはほどほどにしてカメラとしてのN2を見ていく。
ただの変態シャッターを搭載したおもしろカメラがN2というわけではなく、前述の通り一応「セルフィー等にも最適な"フリースタイル"カメラ」として売っており、「写真に対してはSNSに投稿してナンボという現代的なアプローチを取るがミラーレス抱えて歩くほどサブカルでもないけどスマートフォンカメラで画質や使い勝手を無視し続けられるほど寛容でもない」という
質感などは最近のコンデジの標準。いわゆる「チャラい系」カメラのツヤスベ質感や、ハイエンドコンデジの「本格的」な金属ガチムチ梨地ボディでは無く、ハイミドルクラスの標準しっかりボディという感じ
左からiPhone5、N2、iPhone 6 Plus。大きさはコンデジがコンデジのまま実現できるギリギリのコンパクトといった感じ。Pentax Qのような超ちっちぇえと大喜びするようなサイズ感では無く、普通のコンデジに近い。
このスタイルだとレンズが大きいように錯覚するが、実際のところは外周はシャッターリングであるだけでレンズ自体はこの程度だ。
シャッターリングはズームリングも兼ねている。回転させてズームするが、一眼レフのレンズのような回転でなくコンデジらしくレバー式というかバネ式というか10度くらいしか回転しない奴のアレ。
マクロ性能は1cmでほとんどくっつけて良い。バリアングルも含めてこれはかなりカメラの用途にマッチしておりありがたい。
マクロ撮影
強烈にトンガった外観とコンセプトをもつ製品は概して本来の役割においては今一つの性能であることが多いが、このN2、だてにカメラ界の巨星たるキヤノンという名門の出ではなく、結論から率直に言えば「想像以上によく写る」
レンズ収差やフリンジなどの話をするまでもなく、キリッとシャープで自然な色合い、それでいて安っぽくはないなかなか魅せる絵が撮れる。もちろんのこと一眼レフと比べるという話ではないし、もっと圧倒的高画質のコンデジは枚挙にいとまがないだろうが、これはあくまで「セルフィースティックやスマホ撮影の世界観」の延長線上の位置づけのカメラである。そこに置くと頭一つでは足りないくらい抜きんでている。いかに進化したとはいえスマートフォンの極小センサーと板切れレンズでは物理的に限界というものがある。
コンデジの3万円という価格は安いわけではないが、同価格帯のコンパクトデジカメと比べてもそれほど遜色はないと思う。まあそれほどコンデジを多数そろえて比べているわけではないし初代RX100やGRもだいぶ安くなっているので、画質でこの価格を正当化するのはちょっと厳しいとは思うが。
どちらかというとこの唯一無二の使い勝手を語るべきカメラである。片手でちょっと込み入ったところを撮影する場合など、従来のどんなコンデジでもかなわないほどの威力を発揮する。
ケージの中に手を入れていきものを撮影
一般的なコンデジより多少小さいため、また液晶がスタンドとなることで角度をつけて設置でき、後述するがスマートフォン連携も出来るため結果としてこのような撮影ができるわけだ。
やめて!
これで防水加工が施されていたら完璧だったが、一般的な防滴ですらないためあまりエクストリームな使用はできなさそう。
7群8枚のレンズは8倍ズーム。すなわち35mm換算で28-224mmとなるそうだ。前述の通り「スマホとセルフィースティック」の世界観でこの光学ズーム力はかなり破格である。道の向こうのネコくらいなら迂闊に近寄らずとも撮影できるだろう。これもコンデジでは普通程度の能力だがスマホry
手ブレ補正も当然きちんと光学手ブレ補正で、青天下なら片手で撮ってもほとんどブレるということを知らない。これはそもそもシャッターリングの仕組みが片手操作の理に適いまくっており、通常のボタンよりもブレが軽減されている、と思えてならない。
ライブビューはいちいち語るまでも無く通常通りのコンデジ仕様。タッチパネル対応で、タッチフォーカスが可能なことはN2の使い方を考えるとじわじわと強力さを発揮する。
メディアはmicroSD、電池は充電式。三脚穴もきちんとある最近のコンデジではほぼ当たり前だが、スマートフォンとWi-Fi接続を行うことでレリーズ、ライブビュー、画像転送が可能。NFCマークが示すとおりAndroidならばNFCペアリングも可能。スイッチ一つで連携モードが起動する。
携帯電話のカメラが進化し写真生活がSNSと密着するようになった現代で、スマートフォン連携、いずれは融合こそがコンデジの唯一の生き残り策であるというのはQXやAndroid搭載デジカメが登場する前より持論であったが、路線こそ正しいとはいえ実際は今のようなゆるい融合形態がしばらく続くのだろう。そこへ行くとN2はかなりスマートフォン連携ありきでありながら単体カメラとして遜色もなく、良いバランスである。
今回はセルフィー用でなくコンパクト用として購入したが、かなり良いカメラだと思う。シャッターボタンがないと写真の取る楽しみが、みたいな老害の方も実際のシャッターリングの動作を体感すれば文句はないだろう。イロモノとしてではなく今後のコンパクトデジタルカメラの未来を占う試金石としてチェックしておくべき機種であると思う。