_DSC7912

ガラスと聞いちゃあ黙ってられない。

中古で買ったMy Surface Pro 3には最初から液晶保護シートが貼られており、特に傷もないのでそのまま使ってもよかったのだが、こういうものを買ったからには液晶保護フィルムを買わないと何かガジェットを買った気がしない私のこと(ヒデエ)、さっそくついていた(たぶん
Overlay Briliant)を自慢のiSesamoでめりめりと引っぺがしてこれを張ることにする。

_DSC7828

バァーン
Microfsoft純正 Surface Pro 3 スクリーンプロテクター!
ぱっぱらぱry

_DSC7829

付属品はいつもの面子。布とシールとウェットクロス。

まあよくある強化ガラス板なのだが。マイクロソフト純正というのにひかれる。純正でガラスの保護フィルム出したタブレットメーカーというのもなかなかに前代未聞でないかと思うのだが。
12インチの大型とはいえ「5000円以上する純正品」というブルジョワジーな逸品だが、単にMSマークがついた中身安物保護ガラスという類ではないようだ。まず公式に「ゴリラガラス採用」を謳っている。最近ではタブレット界でも強化ガラスの採用が当たり前のようになり、ゴリラガラスなど強化ガラスに非ずんばタブレットに非ずのような重苦しい格差意識がタブレット業界を包んでいるというような事実はないが、本体はともかくアクセサリである保護ガラスで採用を謳っている製品はまだまだ珍しい。もちろん上を見ればサファイアガラスで作った保護ガラスなどのクレイジーな逸品もあるとはいえ、ちょっとトンガった仕様なのは間違いない。

さらには表面硬度で「8H以上」を謳っている。これまた非常に稀有というか、おおよそ聞いたことがない微妙なラインをついてきた。
何度も言うがガラスの硬さにHを使うのはいい加減やめたほうがよい。9H以下になるはずがないからだ。ガラスそのものの硬さがモース硬度でいえば9H(4程度)はるかに上(5.5~6程度)であるし、ほとんどの保護ガラスに施されている焼付フッ素コートも9H以下の強度になるようなものは聞いたことがない。いやべつに俺だって専門家でも実務者でもないから適当なことは言えないけど、そもそも塗料の塗膜の硬さを鉛筆の硬さで測る時の指標を、ガラスの強度などに使うべきでないというのは誰だって理解できるはずだろう。鉛筆程度の硬さで突破できるガラスや焼結処理などというのも意味不明だし。

_DSC7839

とりあえずグダグダ言ってる間に張り付けた。グダグダ言ってたせいで今回はやたら苦戦して、結構ホコリの混入を許してしまった。

_DSC7840

やはりあまり保護ガラスは高すぎると貼り付けの際の失敗や破損を極度に恐れ、ホコリ対策などが後手に回ってしまう。そもそもが使い捨てなのだからそれにふさわしい値段であるべきだろう。

_DSC7841

サイズは純正だけあってベストサイズと言っていい。神経質にタイトすぎることもない。

_DSC7843

形状は少々おおざっぱで、カメラと照度センサーくりぬく必要無いだろ感があるが必要十分。

_DSC7911

タイプカバーを付ける側はなぜか切り欠きがある。これは接地面に近いために破損を恐れたのか、タイプカバーとの干渉を恐れたのか、なんらかのセンサーが存在するのか、ちょっとよくわからない。それほど気になるということもないが「?」ポイントではある。


_DSC7908

やはりガラスは良い。マグネシウムボディのSurfaceのようにマテリアル感を生かしたユーザー体験を提供しているガジェットであれば特に、ビニール感のある素材で画面を覆うなど言語道断というべきだ。じゃあ裸で使えよ
sガラスなど過保護だ、無意味だという意見はいまもって聞かれるが、今回の場合なにしろ純正なので、Microsoft御大自らこうしろと言っているのだと退けることができる。何と戦っているんだ。
そうじゃなくても大きなタブレットの触り心地がガラスなのはたいへん気持ちがいいもの。フッ素焼結された(と思われる)表面加工も、指紋や汚れをほとんど全く受け付けないため常に画面が美しい。比較的、の話ではあるが。

_DSC7852

あと本体レビューの時にも言ったが、ガラス保護にすることでペン使用時の画面のたわみが軽減される。たわんだからといって問題はないように作られているのかもしれないが、見た目に例の「液晶圧迫もやもや模様」を盛大に表示しながらペンを使うのは精神衛生に非常に悪い。
ペンの反応や滑りが悪くなるといった悪影響も確認できず、さすがに純正だけあって全方位安心して使える。こういうの、実際はなんら悪影響がなくても「サードパーティの安物を使っている」という負い目が悪影響があるかのように錯覚するというケースがよくある。逆もしかりだ。
結局は良いも悪いもプラシーボなのだが、プラシーボ効果は薬学的に因果関係がなくても、臨床上で実際に効果があるからプラシーボ効果と言うのである。そうでなければただの気のせいというのだ。なんにせよ「純正の保護ガラス」という初めての体験はかなり上々な結果といえる。純正万歳。



_DSC7844

じゃあそろそろこいつですべての疑問に決着をつけようじゃないか。なあ"純正"ッ!(突如漂う中二病的雰囲気)
8Hの謎を唐突に解き明かそう。本当に8Hならばこの9Hで傷がつくはずだ。ふつうは傷つかないことを試すものだが、よくわからない余地を残すほうが悪い。自己責任なんだ自己責任なんだ(姑息な言い逃れ)
ただ、俺の見立てではこの程度で貴様が屈することなど決してありえない。なあそうだろう…?いや中二病的雰囲気はいいとして、それでは存分に硬度9Hの一撃を見舞っていただこう。
 
_DSC7846

ごりごりごりごりご

_DSC7847

付くわけねえよ傷なんて。あとには9Hの硬度を持つ炭の粉、ひらたくいうと鉛筆芯のカスだけが残った。

_DSC7845

指でぬぐうときえる。

鉛筆で焼結フッ素加工されたガラスが傷ついたらそのほうがびっくりである。やはり「8H」とか半端な数値を謳っていても当然のごとく9Hの鉛筆では歯が立たない。

_DSC7851

念のためもう少し堅いナイフなどでひっかいてみる。

_DSC7850

つかない。こういうデザインナイフなどは余り強い力を入れると硬度よりも強度的な面でガラスにひびを入らせることがあるが、当然の如くヒビも傷もない。ゴリラガラスは伊達では無い。

「私のテスト環境では純正スクリーンプロテクターの硬度は9H以上でした。」以上だ。何か質問は。

じゃあなんでこんな半端な数値なのかと思い悩んで、ふと思い立ったが、もしや米の国には9Hの鉛筆が存在しないのではあるまいか?いや存在しないは言い過ぎだが一般的でなく、鉛筆硬度試験でも通常は8Hといえば最高硬度なのかもしれず。いやいやまさか。たしかに三菱鉛筆には10Hが存在したりするし、9Hなんかジャパンくらいでしか作ってねーよとか。これがマジなら最近流行りの唾棄すべき日本スゲー系白痴エンタメに使えそうなエピソードだが、まさかそんなことはあるまい。
あるいはモース硬度と勘違いしているとか。いやそれもないだろう。サファイアガラス(硬度9)に及ばないといってもガラスで硬度8など実現できたら一大事だ。ゴリラガラスとはいえそこまで硬度自体が高いわけではなく、肝要なのは衝撃や打撃に対する粘りというか弾性、靭性である。いったいどこからこの硬度8Hは出てきたのだろうか。


なんにせよそもそもが鉛筆でひっかくとかいうアバウト極まりない指標なのでもうどうでもよい(投げやり)。他よりちょっと硬度が低いからといって、実際にその鉛筆で傷がつくほど純正スクリーンプロテクターが弱いというわけではなさそう、ということがわかればいいのだ。

IMG_0585

すごい大仰なパッケージ

 というわけで純正保護ガラス、とてもおすすめです。
ただし貼り付け時に気を使うことと、値段に躊躇したらふつうに社外の安い製品でいいと思う。ゴリラガラスといえどガラス板であり、純正といえど全面完全クリアカラーで窓ロゴがついているわけでもないのだし。



こちらじゅんせい。5000円



こちら社外品。2000円。