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ねがちぇいるちゃらがーねがちぇいるちゃらがー
iPadとかVivo tab Note 8 とかの果てにたどり着いたのはSurfaceでした。
タブレット情勢に危機感を感じたマイクロソフトは、IntelとのAtom投げ売りや小型無料化などでWin8タブレットを格安路線に乗せ、フルWindowsがサクサク動く7~9インチタブレットが二~四万円出せば目移りするほど選べるという往年のモバイラーにとっての桃源郷ともいえる時代が到来したわけだが、当のマイクロソフトがただひとり、このSurfaceシリーズで高級ハイエンドタブレット路線を進んでいる奇妙な状況。RTなんてなかった。

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・なぜ
とりあえず中古で安かったのもあるけど、Elitebookという莫大な質量とVivoTabという半端な性能を持ち運ぶのに飽き飽きしていた。

ElitebookのQuadroはとても魅力だけど、とは言っても古いFX780M。SurfacePro3のi5(Core i5-4300U)に内蔵されたHD4400の性能とカタログ上はトントン程度か。IntelのGPU自慢など話半分しか信用できないが、半分の性能もあれば十分な気もする。CPUや容量についてはElitebook以上で、問題などあろうはずもない。
レビューを見ているとSurfacePro3でZbrushを動かしているというなかなかヘビーな使い方もあるようで、それくらいできれば十分だろう。

一方のVivotabは結局タブレットとして使うなら使いにくいというかiPad最強だし、Windowsとして使うなら非力なのだ。
Win8タブの真髄たる「パーソナルコンピューターの王者Windowsの強み」を活かすならばマウスやらキーボードやらが必要になり、さらには性能や容量ももう少し欲しくなる。

こうしてSurfaceでElitebookとVivotabをまとめ、荷物と負担を減らせると踏んだ。

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・外観
中古箱なしなのでアンボックスはなし。隣にたぶん同時に売られたのであろうタイプカバー(何故か未使用新品)が売られていてちょうど候補の色合いだったのでゲット。

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とりあえず292x201.3x9.1mm、12インチで1cm厚800gは、PCとしては超軽量だがタブレットとしては重量級。タブレットとしての感覚的要件というかこれなら行ける感はギリギリで満たしていると思う。思えば初代iPadの3Gモデルが9.7インチで730gもあったが、みんな割と持ち歩いていたものだ。

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それに先代までのSurfaceがいかにも「IntelCore入ってる」な分厚さと重さのバランスを持っていたことを考えると、Pro3のプロポーションはかなりの異次元の驚きがある。巨大化したとは言え薄さと軽さを得て、Appleの新製品のような新鮮さだ。

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薄さと軽さと強度の秘密はこのマグネシウム合金。先代までも使われていたが、今回は質感や剛性感もかなり向上しているように見える
金属筐体フェチとしてもマグネシウムボディの特徴である、金属でありながらなんとなくプラスチッキーな感触はかなり心地よい。

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キックスタンド健在。しかも今度は無段階調節だ。

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段階でない代償としてかなり動きは渋く、調整に力が要る。それだけ安定性があるわけでもあるが、どうもどれほどの力をどのようにかけて良いものなのかちょっと気を遣う。気軽にぐいぐい開閉していると真っ先にヒンジがイカレそうだし、スタンド部分(言うまでも無くマグネシウム合金の板である)の端部をつまんで開閉するのは板が曲がりそうで気が引ける。ここが破損するとなるとSurfaceの外観的アイデンティティに危機が訪れそうなので、気遣いを忘れずに使うしかないだろうか。

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タブレットにフルサイズのUSB3.0ポートというのは本当にありがたい。2ポートあればもっと良いが、それなら3ポート4ポートとか言い出すのは目に見えている。0と1の差が一番大きいので1ポートで良いのだ。隣はminiDPで、最近はRGBからHDMIにまで各種変換アダプタが安く手に入る。

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電源部分。端子の形状は新規で、端子に差し込むと言うよりはマグネットでくっつく式で両面式という、完全にMagSafeを意識した作り。
電源ケーブルのシンプルさに比べ内部の接点が異様に多く見えるが、別売りのドッキングステーションはどうやらこの電源に接続する仕組みらしい。GBEやUSBのみならずminiDPまであるところを見るに、内部的にPCIeかあるいはThunderboltポートになっていると予想できる。外付けGPUやHDDを搭載したスーパードッキングステーションなどがあっても面白そうなのだが。

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・画面
やはりこの画面は特筆中の特筆ものと言わざるを得まい。なんてったって2160x1440の3:2という前代未聞のド変態液晶だ。12インチでこのサイズは216ppi程度となるため「Retina級」でもある。3:2という比率自体は実は初期のiPhoneと同じだったりするのだが、WindowsPCにおいてであればおおよそ聞いたことがない。

実用した結論から言おう。この液晶、「最高に良い」。

まずFHDの16:9液晶、つまり横1920、縦1080というのがこの時代ではもはや窮屈すぎる(特に縦)。1920を表示しきって余りある2160、ハイミドル液晶並の1440の組み合わせは単純に数字だけでもかなりの余裕がある。
そして縦横を頻繁に入れ替えられるタブレットであるがゆえに、縦横の長さが近いことが安心感を生む。16:9ともなると体感上は横の長さが縦の二倍近い。そんなものの縦横がぐるぐると切り替わるのは、WindowsOSではかなり煩わしいのだ。正方形ならベストというわけでもないが、3:2は4:3液晶とかなり近い感覚を有しながら、感じる広さが実に好ましい。このサイズ感はA4紙や雑誌などの紙媒体ともかなり雰囲気が近い。

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またスペック外の液晶品質として、液晶とガラス面の間に空間のないダイレクトボンディングを採用することで描画は大変に鮮烈かつ生々しい。sRGB率は公開されていないが97%程度とのこと。DisplayMateなどでも上々の評価を得ており、プロクリエイター品質ではないもののかなり液晶の質は良い。
薄さと軽さ、高ppiとハイレベルな液晶品質も相まって格段に「グラビア映え」するデバイスだと思う。ただしこの大きさでは片手で支え操作するのは少々コツがいるため、「実用」にはファブレットのほうが何の話だ

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Surfaceのキックスタンドは原理上、ランドスケープ(横長)で動作するしかないわけだが、縦が1440もあると縦タブレット派の自分でもさほどの違和感がない。また個人的にラップ(膝)トップ(上)作業はノートPCでも大型タブレットでもどうしても好きになれなかったのだが、このスタンドを少しだけ起こして膝に乗せ、タッチ操作すると個人的にはものすごくしっくりきた。胴長の自分が足を持ち上げなくてもちょうど目線の先に画面があり、腕の先に操作するための空間(画面だが)がある。これがなかなかしっくりくるのだ。

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2分割しても1440x1080で、ちょうど普通のFHDタブをポートレート(縦長)持ちしたときと横幅は変わらないわけだ。WindowsStoreアプリを分割表示などができる(Storeアプリほとんど使わないけど)
Surfaceに限った話では無いが、優秀なスタンド内蔵タブレットは寝モバが捗る。縦長に画面を固定し、枕の隣に置けばダメ人間スタイルの完成である。一昔前であればCRTを吊したり倒したりして得ていた環境がここまで容易に得られるのだから素晴らしい。

というわけで全面的に液晶は「最高」である。安易にFHD液晶を継続しなかったマイクロソフトに万雷の拍手を送りたい。

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・タイプカバー
なんで別売りなのか全く理解できない。これがあってこそのSurfaceだ。
タッチ方式の「間に合わせキーボード」感が強かったタッチカバーは廃され、薄さ重視のパンタグラフとはいえ物理キーボードを使ったタイプカバーが標準となった。いや別売りに標準もクソもないが。
カラーはパープルを選んだ。それっぽ過ぎるシアンも好みだったが、汚れやすさが半端じゃないそうなので。

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打鍵感は薄さを考えると望外にまともだ。自慢の2重マグネットによる傾斜スタイルはもっとふにゃつくかと思ったが、ストレスになるようなヤワさではない。矢印キー以外は配列もまっとうなもの。
タッチパッド領域は少々小さく反応も若干ダルだが、2本指スクロールなども使える。

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ファンクションキーは「Fnキー同時押しでF1~F12が動作する」という少々へんてこなもの。これは設定で変更できる。
F1、F2に相当する位置にある液晶の明るさ調整にしか見えないキーは、なんとキーボードバックライトの調整である。この薄さにバックライトがついているのもけっこうすごいが、さらには3段階もの明るさ調整が可能である。すごい。すごい無駄だ。ちなみに液晶輝度調整はできないアホではなかろうか。

ファンクション周りは「?」もあるが、タイピング能力は前モデルから大幅に向上している。
二段階のマグネット接続と、本体の無段階キックスタンドによってかなり自由度の高いタイピング環境を実現したと言える。

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地面にぺったんこ


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二段マグネットを活用し角度を付ける。言うまでも無く打鍵剛性は若干落ちる。


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スタンドを思い切り倒してThinkpad的スタイル。

このクオリティにしてこの薄さと軽さ(295g)は特筆すべきレベル。まあ元が800gの筐体に付け加えるには少々の増加では済まないが。

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割と小技も充実しており、モーションセンサーによって後ろ向きに畳んだ時など、タイピングに適したポジション以外ではキーを入力しても反映されない仕様。接続はやはり磁石で、少々力をいれると至極簡単に着脱ができる。またiPadのようにカバー側を持って振り回すと簡単に落ちるほどのヤワさではない。
また、着脱と画面の向きがリンクされており、傾き検知を切っていても「付けているときは完全に横長固定」「外すと縦長固定」などができる。

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文字通りの裏ワザとしてはこのように表裏逆に取り付けることができる。もちろんキーは一切反応しない。今流行りの液晶を180度以上逆折りしてタブレットモードになる「ヨガ系」2 in 1 デバイスでもそうだが、いくらソフト上で反応しないとはいえ、キーボードを無差別に押し込み無用な圧力をかけながら筐体を把持するのは心理的にイヤなもの。この状態なら手に触れる部分は布側となり、タブレットユースでも使いやすい

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USBやBluetoothでなく独自接点でいちいち接続ダイアログなども皆無、それでありながら接続に同調して画面の向き変更が働くなどWindows世界にあるまじき一体感・統合感のあるデバイスといえる。マイクロソフトはもともとキーボードやマウスの評価はかなり高いが、本体や接続まで「丸ごとメーカー純正品」は伊達ではない。

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憶測でしかないが、パープルのタイプカバーを付けたまま初期設定を行ったところパーソナルカラーは自動的にこの色になっていた。もしかしてタイプカバーのカラーを認識しているのか?そこまでApple並の偏執的なUE志向がマイクロソフトに実現できるわけが無いと思っていたのだが、事実ならば認識を改める必要がある。

ただし、カバーとして見た場合、前述通り結構な重さがある。またこの表面があまり褒められた品質でなく、スエード調どころかほんとにウール調というかただのもじゃっこい布調なので質感や耐候性に欠ける。別売りで1万数千円もするんやでこの布キーボード。アルカンターラとかマイクロスエードにするところだろうそこは。
「これさえあれば何もいらない」を謳うなら「これがないと始まらない」ものを高額で別売りにするなと。

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あとこのカバーはペンホルダー付きを謳っているが、ペンホルダーが両面テープ止めという点、ここに果てしなく往年のマイクロソフト感を感じてしまうのは僕だけだろうか。

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いや実用に問題は全くないんですが。強力だし。だけどね。テープって。合理的かな。合理的なマシン目指すならこんな変なPC使わないと思うよ。


・ペン

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Wacom製でなく、イスラエルのN-trigというところのデジタイザ。
精度は高いが追従性に難がある。筆圧感度は低いが、調整アプリも登場したためそれほど致命的な不便さではない感じ。フェザータッチでもそれなりには反応する。

いろいろ言われているがメモや下書き、コンテのペンとしては言い線行ってるのではないだろうか。VivotabのWacomデジタイザをはじめ、普及用のWacomデジタイザは精度もけっこういいかげんだったりする。筆圧や追従性以外はN-trigのほうが勝る面も多い気がしてくる。

ペンよりも筆圧を高めにすると液晶がたわむのがまず怖い。純正ガラスフィルムでだいぶましになったが。

Wacomが電池レスペンを売りにしている一方で、電池があることで飛び道具が使えるのがN-trig。ペン尻のボタンを押すことでメモアプリのOnenoteが即座に起動。Bluetooth接続なのでペンと本体にかなりの距離があっても問題ない。これはメモ用途としては驚異的な利便性でありタブレットデジタイザにおける理想たる機能だと思う。
「欲を言えば」とかでなくここは絶対にOnenote以外のアプリ、Evernoteとかに設定出来るようにして欲しかったのだが、そこまでマイクロソフトは太っ腹では無かった。

ペンの電池はBluetooth4.0を活用した長持ちタイプとのこと。ボタン電池で駆動する。
Wacom製デジタイザの多くのペンは、持ちやすければどうでもいいといわんばかりの簡素な作りになっているが、Surfaceのペンはガチガチにしっかりしたアルミボディである。ちょうどLAMYのアルスターとか高級金属ボディのペンを思わせる。これならばなおのことペンホルダーはもうちょっとしっかりと考えてほしかったのだが


・その他

性能については8GBメモリで256GBSSD、Core i5-4300UのハイミドルUltrabook程度ということもあって、タブレット的な使い方にせよウルトラブック的な使い方にせよおつりが来るレベル。
ただし、やはりゲームは弱い。Atomよりはずっとマシだが、MinecraftやGoatsimulatorでは設定を絞ればなんとか精一杯という所。ツクールゲーなどは楽勝で動くがタイプカバーの矢印キーは少々使いにくい。

そもそもいくつかのPCゲームはタッチパネルでは全く操作できないことがザラにあるので、過度な期待はすべきでは無いか。

いつも通りMotionJoyを入れてSIXAXISを接続しようとするも失敗。いずれMadcatzあたりのBTコントローラが要りそう。

あと言うのもダルくなるレベルのことを言っておけば艦これだの刀剣乱舞だのメゼポルタだの城だのアイギスだのブラウザゲーは鬼快適です。タッチやペン操作でも良い感じ。


ブラウザゲーとネットサーフィンに際しては、Chromeなどのモダンブラウザはデスクトップ版であってもかなり違和感のないスケーリングをしてくれる。言われなければズーム状態とわからないかもしれない。FLASHを含めモダンな仕組みの表示物であれば概ねぴたりとズームしてくれるようだ。
ただ、Javaアプレットに関してはいまひとつ対応が甘い。具体的にはdan-ballの粉遊びなど、キャンバスの1/4サイズくらいに表示されてしまった。

まだ編集向けのソフトなどは試していないが、それなりの快適さが予想される。なにせ省電力版とは言えi5であり、M.2ではないとはいえSSDだ。ウルトラブックで出来ることは完璧にこなせる。

使い始めてまず唯一速攻で対処したのはサウンドデバイスの謎イコライザを切ることだ。デフォルトのSurfaceのスピーカーは「音を大きくする」と称するが完全にバランス崩れてラジカセみたいな音になるわ実際大して音の大きさは変わらないわというお節介なイコライザが効いている。最初あまりの音の酷さに買ったことを後悔しかねないレベルまで落ち込んだほどだ。
コントロールパネル→サウンド→スピーカー→拡張の、全く詳細が描かれていない不気味な「有効にする」チェックを外す。ペンの同期などと同レベルの迅速さで対処するのを進める。ホントマジで酷い音だから。

・ACアダプタ

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理性的なサイズ。感心したのがアダプタにUSB充電ポートが一つついているという神仕様。MacのMagsafeアダプタを同様のものにするアクセサリが話題となったが、本来こうして標準で付けるべきものだとの思いを新たにする。このタイプのアダプタにおける出先などでの利便性は、ケーブルがひとまとめに出来る、
PCの電源を切っても充電が継続するなど、細やかな点で想像を絶する便利さがある。
問題はMagsafeよろしく本体との接続端子が独自型で、予備のアダプタを買おうとすると8000円近い値段がすることであろう。ステキなドッキングポートなどが馬鹿高いのはありがちなことだが、充電用品がここまで手の出しにくい値段だというのはなかなか正気の沙汰では無い。
悪いことには先代Surfaceとも端子は共用でなく本当にPro3独自のものであること、ゆえにサードパーティ品が国内では皆無なことだろう。予備ACを必要とする人は多いだろうし、これ以外に充電方法はない。付属品を壊した無くした等のトラブルで8000円はちょっと痛すぎる。

この点、Aliexpressなどでアヤしいパーツを買い漁ることで解決を見たので、後ほど別記事でまとめる。

・Androidにしよう

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DuOSという仮想Androidソフトを入れたら快適にKindleとか使えたけどすぐにKindle For PCが出たので無用になった。いちぎょうでおしまい。

DuOSはスリープのバグなどが残るが、ネイティブ動作かと思えるくらい快適である。全画面にすればほぼ完ぺきに「Androidタブレット」として扱えるので、さらに死角がなくなると言える。


・どくしょ

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とはいえやはりアプリはネイティブに限るのでKindle For PC。操作感はそれなりといったところだが、やはりこの圧倒的な液晶パワーに酔いしれる。kindleの本ではほとんどの場合解像度が足りないのが惜しいところ。
またKindle For PCは何故かデスクトップ版アプリだが、せっかくWin8なのだから全画面でタブレットライクなストアアプリを使いたいのだけど。Kindle書籍は無理でも、自炊ファイルやいけないファイルでZipやPDFを読む場合ならストアアプリを使える。オススメはNyaluだ。

・カメラ

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タブレットで撮影というのも結構当たり前の光景になってきた。Surface Pro3の偉いところの一つは、カメラが両面とも同スペック(500万画素)であることだ。この数字リアカメラとしてはタブレットにおいても平凡な数字だが、フロントカメラとしてはハイエンド級と言って良い。高画質Skypeビデオ通話や、高画質セルフィーができるわけだ。

○しばらく扱ってみての感想

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・キックスタンドは便利だが、クラムシェルほどの液晶の自由度や安定性はないといえる。特に立てようとしてスタンドがぱたりと収納されてしまい、そのまま勢いよく机に倒れ…という怖いシチュエーションがあった。

・デジタイザをたまに見失う。スリープや時間経過で回復する。

ファンの音や熱が出る。いやこれは言われているような「騒音や発熱」などと呼べるものでは全くない。よほどの負荷をかけない限り音自体は大変に静粛なレベルだと思う。
しかし、ああ俺も贅沢に飼い慣らされたものだ。「タブレットからファンの音と熱風が出る」という、ノートPC なら当たり前のことが、iPadやベイトレWin8タブレットに慣れた身にはそれだけで認知を揺るがすようなショックとなってしまったのだ。
重ねていっておくが通常使用している状態での騒音と
発熱自体はノートPC基準で言ってもかなり優秀な部類だと思う。ファンは回ってもサーというホワイトノイズ程度の音と、Winキー周辺に熱くて持てないと言うこともないほかほか熱量が出る程度。

・ボディが無防備。重さや薄さを考えると裸で持ち歩きたくは無い。また、キックスタンドの脚部やタイプカバーの接地面がスレる。

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○いまのところ

これから使い込んでいくうちにいろいろと見えてくると思うが現段階の感想。

本当にこれさえあれば何も要らないか?という問いはYESに限りなく近い。逆に言うとタブレットやスマートフォンはまだまだ「母艦」が必要なものなのだ。「母艦が要らないモバイル端末」というくくりで言うならSurfaceは間違いなくその希有な一例だ。

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では、これは最強のタブレットだろうか?という問いは否である。返答の語を統一しろ。
タブレットは高性能なら良いというものでない。iPadのようにゆるさと快適さが肝要であって、便利に何でも出来る要素はその付随でしかないと思う。Surfaceには現状、緩さや快適さは少々足りていない。これは半分くらいはWindowsのせいだとは思うが、DuOSなどを使うにしてもやっぱりぶん回すには12インチと800gは少々大きすぎることもある。


結局Surfaceは何なのか?
「iPadは何か? iPadは薄く、iPadは美しい」というCMがあったが、Surfaceとは何か。薄く美しいのは共通だが、やはりiPad、タブレットでは無いのだ。

僕としてはこれは「史上最強の夢のウルトラブック」の称号を与えたい。

可搬性やデザインを考えてもこれほどまでに美しいデザインと性能のバランスの良いノートパソコンは存在しなかった。これはMacbookAirなどを含めてすらそう思う。確かにキーボードは簡易なものに過ぎないが、据え置きでリアルフォースとリベルタッチとマジェスタッチ使っている変態から言わせてもらえばウルトラブックのキーなどこの程度で十分だ。とおもう。
また高解像度で横長でなく使いやすい液晶や、メモ能力抜群のNtrigペン、カバー着脱によるタブレット化(いやそもそもタブレットだけど)などの飛び道具も充実しており、ちょっとここまで完成度と物欲そそる度の高いウルトラブックは他にない。MSはiPad打倒を念頭に置いたのかも知れないが、打倒したのはMacbookAirだと思う。

言うなれば「史上初のスターバックスでドヤ顔が出来るWindowsノート」こそがSurface Pro3だ。

勘違いすべきでないのは、最強のノートパソコンでは無い。万人にちょうど良いデバイスでもなければ、他のタブレットを不要にする夢の端末でもない。正直言って最強のモバイルノーパソならレッツノートのRZなども候補に挙がる。というかレッツノート至上主義者なら永久にレッツノートを使っていれば良いしThinkpad原理主義者なら永遠に6列キーボードのためのジハードを続けている方が幸せだと思う。
だがウルトラブックの魅力の大半はドヤ顔性や物欲にあると勝手に思っている。その点を言えばこれを超えるほど物欲度の高いウルトラブックは、Macを含めてすらもしばらくは他から出てこないだろう。
その魅力は過剰な夢やロマンやハッタリが占めているかもしれないが、それだけで買って後悔しないWindowsPC、そんなものを本当に久々に見たような気がする。



個人的にはi3の最廉価、予算が許すならばi5 256GBが狙い目だと思う。後者はメモリが8GBなので。



タイプカバーは絶対に忘れずに買うべき。




買って貼りましたが、どう考えてもシルバーカーボンでなければしっくりこないため、これを型紙&下地にしてシルバーカーボンシール貼りました。
液晶保護は次回。