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まな板にしようぜ!
というわけで武装商店の無節の四万十檜一枚板からなるまな板を入手。ちょうどまな板が欲しかった。
このように国産ヒノキ一枚板のまな板ともなると通常は2000~3000円からが最低ラインのはずだが、1560円というのはかなりの太っ腹。しかも「龍驤」の刻印入りである。ちょっとぼくにはいみがわからないがきっと名のあるまな板の証に相応しい名前であるに違いあるまい(震え声

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しかもただの板ではなくこのようにレーザー刻印が施してある。まさか本当に彫り込んであるとは思わなかった。焼き印だと思っていたのだが。
そしてヒノキの香りが実に強い。ヒノキフレーバーやヒノキっぽい木材の匂い、ではなくちゃんとした檜材の匂いだとわかる。苦手な方は苦手かもしれないが、個人的には檜の匂いは大好きであり、これも龍驤の香りと思ってクンカクンカスーハーしておきたい。

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安いまな板などは新品からして反っていたり凸凹があるものだが、このまな板は龍驤の名に違わず見事な平板でありフルフラットであり一片1mmの起伏もない完全なるまな板である。

このフラット感を体感すればこの龍驤フィギュア、いやまな板の内容などほぼ説明し終わったようなもので、まな板であるからして別にレビューすべき事もさしてないわけだが、一般的なヒノキまな板のおろし方や使い方をぐぐってきたのでそれを交えて説明していく。

まず木材一枚板のまな板には裏表がある。ぱっと聞いただけではどっちがどっちかなどわからない。この製品に限って言えば龍驤と自己紹介している方を使えば良い話かもしれないが、私もまな板業界のことは知らないので確実なことは言えないとはいえ、レーザー刻印で龍驤と刻印のある製品などはおそらくは少数派であるので、必ずどちらが裏でどちらが表なのかの見分け方があるはずだ。


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判別するにはこのように木口すなわち側面を見てみる。木目はこの世に二つと同じモノがないとは言え、おなじみ年輪の円弧はどのような木材でも確認できる。切り株の年輪を思い浮かべてみよう。Minecraftを開いて手近な木を破壊しても良い。年輪の円弧を円の一部と考えたとき、円の外側(外周)の方向が木表、内側(中心)の方向が木裏である。
実のところ、この区別はまな板だけでなくすべての木材で共通だが、ではまな板の場合、包丁をあてる「表」として使うのは木表なのか木裏なのか。ややこしいな。

木表はすなわち表皮のある側であり、木の油成分が多く存在するのは木表側となる。ヒノキでは水をはじいたり殺菌作用をもたらすため、料理人はこちら側を「表」として好んで使うケースが多いそうだ。

一方木裏を「表」として使う場合は、「反り」に強いという特性を持つ。「反り」の原因となる「縮み」が発生しやすいのは密度の低い木表側であるため、木表側から見ると「凹」、木裏側から見ると「凸」の形となる。凸となった側なら包丁の角度によって切ることが出来るが、凹んだ側ではそうはいかなくなる、というわけだ。

この龍驤ちゃんフィギュア、でなくまな板は「木裏」の側に刻印が施してあるため、本人、いや作り手の思惑としてはできるだけ「凸になりやすい方を表として使え」という意思を感じるのである。

ただ非常に重要なことなので注意深く説明しておくが、木材で発生するのはあくまで「膨らみ」ではなく「反り」であるからして、「体積や質量」が増加しているわけではない。
いかにボディを反らそうと独特のシルエットが際立つだけでそこに「凸」が発生することなど金輪際あり得ないし、見かけ上の高さが変わったとしてもそれは単に体が曲がっているというだけで、サイズにおいて1mmの増加も存在し得ないのであり、ましてや一部分が膨らむなどと言う荒唐無稽な事態は絶対に起こらないため、このまな板のアイデンティティたるフルフラットさには一片の揺るぎもなく平らなまな板で有り続けるだろうとフォントを大にして断言するものである。全国のまな板愛好家の皆様達は心より安心して頂きたい。

実際には「反り」は向きに関係なく起こり得る。水を吸わせたままの放置や急激な乾燥、無理な力の入れ過ぎなど使い方や手入れの不備で発生することが多いため、使用する側が丁寧に扱うことを心がけたい。


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では龍驤ちゃんの儚い抵抗を聞き入れ、刻印側を表として使っていく。まずヒノキのアクを取るため、水で洗い流したまな板をふきんやタオルで包んで熱湯をかける、という行程。


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だばだば。

勝手な想像だが、本製品は本当にまな板として使うことよりも鑑賞性を重視しているであろう事から、あく取りや洗浄はきちんとやっておいた方が良いと思われる。


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使う前には軽く水でしめらせる。こうすることで油っぽいモノや血なまぐさいモノを切っても臭いが浸透しにくいとか


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では実際に使ってみよう。油通しの必要なフライパンなどと違ってヒノキまな板の前準備としてはこの程度らしい。まあ板だし。
とりあえず燃料ドラム缶、ピーマンをもってきて、せっかくなので和包丁で切ってみる。包丁は西田刃物工房の本鍛造の和包丁で、不精のためサビが少々お恥ずかしいが切れ味は最高。


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サビの目立たないように置いてみる。さすがに和包丁に似合う。

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本職の料理人とかそうでなくても料理をする方がばっちりやってくれれば絵になるんだろうけど、わたしのヘボスキルでは見るからに危なっかしい


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ほろり。

プラのまな板と比べると、刃を受け止める音や感触が段違いに良い。「すとん、タンッ」と堅い感触と小気味よい音を返しながら、ショック自体は木材特有のしなやかさで受け止める。
クルマでも何でも良いが、
絶妙にセッティングされたダンパーで、入力を余さず受け止め、またしなやかに返す、あのよく出来た足回りの感覚に似ている。プラまな板で感じるぐんにょり感や、テキトーな木材まな板の「刃こぼれするんじゃないか」と思うような硬さとは一味も二味も五航戦も違う。それでいて一度捉えた刃を無為にすべらせず、収まるところに収める快感がある。
真新しいヒノキの香りが強烈に香るのは好みが分かれるだろうが、これは使い込むうちに消えていくだろう。


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使った後は普通に食器洗剤で洗い、乾燥機や日光など強制乾燥は避け、陰干しすること。写真使い回しだコレ。
注意するのは木口すなわち側面をよく洗うこと。黒ずみはここから発生することが多い。
使い込んだ際の消毒は熱湯で。本気でお手入れをするならばオイルなどを塗布することも視野に入れるべし。


以上、「武装商店の龍驤ちゃん」はたかだかネタアイテムとするには惜しいほど普通にヒノキのまな板であった。思わず衝動買いした提督諸氏も多いだろうが、せっかくなので積極的に御大自ら料理に用いてみるべきだ。妙に現代的な価値観のまかり通る鎮守府にいながら秘書艦に料理を丸投げするような昭和的父権主義提督などクソ食らえだ。なんなら保存用と実用と遠征用で複数艦所持すれば良い。

たしかにプラまな板に比べて汚れは付きやすいだろうが、「正しく使い正しく手入れすれば(お約束)」衛生的に末永く使えるだろう。
そもそも中性洗剤などない時代から檜のまな板は使われてきているのだ。多少のずぼらでも安心して頼っていいのよという包容力があるなのです。

一発ネタから生まれた檜の一枚板に過ぎないとはいえ、使い込んだ道具の美を予感させる魅力がある。カドが丸まり、黒ずみ、落ちない汚れが付いた頃こそ、この板の美しさは古女房たる改二の領域へと達するというわけだろう。無理矢理まとめてみる。


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切った燃料ドラム缶はモルモット雪風のおやつになりました。子日という呼び名もあるよ。撮影のために置いたけど、雪風などのげっ歯類はこういう木材を好んでかじりたがるため、危うく龍驤ちゃんが中破するところでした。衛生的にもあまり真似はしないように。





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