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やっぱりガラスだよね。
さてさて保護ガラス市場も進化したもので、先発たるGLAS.Tも薄さや端部処理などのバージョン違いでいくつも製品を出しているし、ゴリラガラス採用の高級品やレンズメーカーであるHOYA製のもの、保護フィルムでおなじみのミヤビックスやマイクロソリューションすらもガラス製品を出しており、同時にGlass-Mだのなんだの、ノーブランドの極安ガラスも複数種類出回っているなど、液晶保護界のガラスの位置づけは定番そのものとなっており、もうどれを選んでいいのか目移りがするくらいだ。

が、それはiPhone/iPadやXperia、いいとこGALAXYなどの大手有名ブランドスマートフォンユーザーの話であって、今の僕のような「Nexusとかいうどこのキャリアから出てるのかもわからないマイナーケータイ」のユーザーという被差別民にそんなものは無い。

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そんなものはないので、主だった選択肢はGlas.tかこのAnkerに限られる。メーカーのAnkerは元Google社員が立ち上げたという話で、モバイルバッテリーなどが有名。
製品としてはべつにご大層な機能や特徴などは無い。フツーの保護ガラスだ。

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付属品もいつもの連中。

いやいや、マイナーで虐げられる不逞外スマ(外国スマホの略)などに選択肢が2種類もあるだけで幸福だと思うべきなのだろうか。
ケースの時に触れたあのスマホアクセサリコーナーでの虐げられっぷりを考えれば、スマホアクセサリ業界では「キャリアにも属さず、ガラパゴス機能搭載の義務も果たさない端末には、選択の権利など与えられないのだ」とでも言いたげな、おぞましくミドルエイジで世紀末な概念がまかり通っているかのようだ。あの惨状を見れば、保護ガラスがあるだけで奇跡のようなものだろう。

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ガラスカラーは控えめ。

そもそも国産機ですら、保護ガラス製品が存在するのはブランド内フラグシップ機などくらいで、どの不人気機種を買っても存在する安物保護フィルムのようにはいかない。
再三にわたって言うがiPhone以外のスマホのアクセサリー事情など格差社会の縮図も甚だしい状況であって、そんな中で海外機であることを考えればNexus5は恵まれている。「国産機を愛する普通のスマホユーザー」から特権は許さないとかたたき出せとか殺せとか言われかねないくらいには「恵まれて」いるのではないか。つまり虐げられているわけだが。

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ぐだぐだ言って気が済んだので例によって貼り付け作業にうつる。
服をすべて脱ぎ捨て裸のヌーディストとなり、肢体の要所要所を発光させながら風呂を沸かしはじめる。先に沸かせと何度。
沸いた風呂につかりシャワーを浴びてすっきりしたところで、そのまま端末とガラスをパッケージごと持ち込んで貼り付けるわけだ。

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はい。

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まず眺めると、今時の流行に合わせ、エッジがすこしラウンドしていて手に優しい。

個人的にはシャープな切り口のエッジが好みだが、それ以前にこのラウンドは、「丸めてると言うよりは丸まってる」と称したいところ。ハイライトを見てもなめらかさと精密さに欠け、単に成形が甘いだけに見えてしまうし実際そうなのだろう。

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次に、この部分の気泡。Nexus5側の問題ともされているが、まあとにかくへっこんで気泡が残る。強めに押しつけて見てもなかなか頑固で、くっついたりくっつかなかったりのムラで虹色まだらになってくる。これは素直にあきらめたほうがよさそう。

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Homu homuのアルミバンパーと組み合わせたが、どうしてもこっちの端がバンパーと微妙に干渉し浮き上がってしまう。これは張り方の問題かもしれないが、今回はバンパー装着のうえで貼り付けたので大きくずれてはいないはずで、そもそも仕様として合わないのかもしれない。外れたりゴミが入ったりと言うほどの浮きではないためこのまま使用はできる。
あとはなんというか普通の保護ガラスである。逆に変な表面処理だの紫外線カットなどで見た目やさわり心地が変わっては困る。さわり心地はシャープでなめらかで堅く冷たく安心のガラス感。見た目も端部はともかく、液晶を透過する部分には一片の曇りも屈折もない。

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いつものように金物や刃物と9H鉛筆を持ち出してこすってみたが、いつもどおり全く受け付けない。何度も言うがガラスなので当たり前だ。表面処理がサイテーでクリアのタミヤカラー吹いたみたいなレベルならともかく、鉛筆より軟らかいガラスなど基本的にありません。

つまり、端部の成形が値段なりな、普通の保護ガラスです。普通であるだけ、この値段でこの機種をガラス保護できるのはじつにありがたい。
さすがにグローバル市場ではスタンダードなNexus5なので、言うほどオプションアイテムに不自由はしない。それでも保護ガラスという、なんか想像するだにアジア圏がメインユーザーっぽいアイテムをここまで手軽かつ品質を維持しながら手に入れられるのは僥倖と言える。
前述の通り下部の気泡や端部処理の甘々さ、そもそも微妙に形状が合ってない気がしなくもないクオリティの製品だが、この値段がそれを正義にしている。
保護ガラスは言うほど無敵ではなく、傷には強くても割と簡単に衝撃で割れる使い捨てアイテムである。これくらいの価格でガンガン使えれば文句はない。

そんなAnkerのガラス保護フィルムだが、なんと今Amazonで在庫がなくなっている。他に売っているところもない。
というわけでこの際ケチらずにSpigenのGLAS.T買った方が絶対に後悔しないと思う(全否定)