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とかカッコつけてるけど完全に時期を逃してるのは前提条件として言い訳を聞いて欲しい。
とりあえずもうすぐモデル寿命2年に到達せんとするU2711も、そう遠くないうちに後継機が登場してきたり、PLSパネルやらなんやらの27インチが出始めている現状ですが、それでも敢えてU2711をチョイス。

選んだ理由は安いから。だけではなく、いや安いからでもあるんだけど、それでもそれだけでなく、CCFLであるとかAdobeRGBであるとか端子の豊富さであるとか価格であるとか、いや決して価格という点は重要ではないのだがここは厳然たる事実として50,000を切ったという点を挙げておかなければならず、かといってカネの問題は第一ではなくしかしながらこの価格が期間限定で、当然送料無料であるのはたいへん購入を後押しした要素と言えるのは確実とは言え何より27インチWQHDの選択肢という物自体が甚だ僅少であり、その中である程度まともなバランスの製品を選ぶとなるとNEC、NANAO、DELLと言ったところに落ち着くのは必然なので、3者で唯一わたくしの先立つモノが足りるのがU2711であったという現実に抗う訳にはいかないがしかしその、まあ、なんだ、安いですよね。ええ。どうせ値段です。


真面目に考えると、NANAO FlexScan SX2762WやNECのPA27NEC MultiSynk LCD-PA271Wが鉄板とは言えるのだけど、ちょっと10万円オーバーするにはなんだかなーという感じ。どうせ同じパネルやないですかと。

HP ZR2740wという手もあるのだが、同価格帯としてみると「しょせんDELLの目潰し液晶、世界のHP様に敵うはずも」などとイデオロギーをもってして贔屓目に見てもあまりに内容が釣り合わなさすぎる。LEDだし色域狭いし端子少ないし同パネルだし。そもそもHPにそんなブランド力ねえし。
利点は省電力(低発熱)とピボットくらいだが、電気はともかくこの27インチの一物をおったてる使い方はあまり想定できない気も。どうやったって見上げる姿勢になる。

サムスンからPLSパネルの27インチS27A850Dが出てきて、これが店頭で見るとおっとFS2332などと似てて(同じPLSパネルなので当たり前か)悪くない感じ。ハーフの更にハーフでクォーターグレアといったくらいの適度なグレア的表面処理が良いのか、不快な滲み感とは無縁。とは言うものの狭めの色域とそもそもクセのあるらしい色を我慢したとしてもやはり値段の割にはそっけないスペックに見えてしまう。7まんえんじゃちょっとね。

残るはNANAOからPLSの27インチが出るのを待つくらいしか無くなりそうなので、結局今買うならU2711しかなかったわけです。
それに後継機を待てるだけ待ったとしても、出てきたのがU2410(広色域プロ仕様)→U2412M(廉価仕様)みたいな感じの後継機では困っちゃうのです。安くなるんだろうけどちょっと困っちまうんです。現実今も併売されてるけどU2410のほうが価格もスペックも高いし。

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なんだかんだとぐだぐだ並べ立ててきたけど、そのぐだぐだ全てを黙らせるスペックはあるのが本機。

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とどく。でかい。

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デカいっ

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ノングレア。

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この鬼のように豊富な入力系統。DVI-Dは2つあり、HDMI、Displayport、D-sub、コンポーネント&コンポジットまで付いている。D端子こそないものの互換性を考えると、おおよそコンシューマが持つ映像機器で繋げられないものは2012年のこの世に存在しまい。もちろんアスペクト比固定やドットバイドットも完備。ソースを並べるPBPモードはあるが、PinPがないのが唯一の汚点か。あと刻印が便利。

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さらには背面2つ左手に2つの計4ポートのUSBハブ、口一つで8-in-1というメディアカードリーダまでついている。ここらへんは言うまでもなくPCにUSBケーブルを繋ぐ必要がある現代。Thunderboltなどが普及してDPケーブル一本になる未来を夢見てやまない。

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OSDキーは電源以外完全タッチ式になった。しょっちゅういじるもんではないけど、操作性と見た目とで良し悪し。

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光るよ!メニューはいつもどおりです。日本語可。

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電源はさすがにデカブツなので当然の内蔵式。ケーブルにアダプターはつかない。映像ケーブルはd-sub、DVI、DPが付属。あとUSBハブ用のホストケーブル。なぜかd-subは最初からコネクタに装着されていたが。

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DPケーブルはちょっと嬉しいけどHDMIもほしいです

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スタンド。DELLのスタンドは液晶付属ものの中では最高に評判が良いタイプのスタンドッ。
前にもなんか似たようなこと言ったよね。まあいいけど。

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U2211Hでは銀色部分はプラスチックだったけど、さすがにこの大きさになるとがっちり金属製。これでケーブル穴まで完備しているのだから不満がない。

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上下昇降、チルト、スイベルなどもヌメヌメするほどなめらかで可動幅も広い。

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高さ調整はこれくらい。ピボットできないこと以外は万全。

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安心のDELLマーク太陽拳。直上の電気スタンドの光を反射し、下においてあるRealforceのGのキーあたりをガンガンに照らす。早急に黒テープを貼りましょう。

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PBP機能を試す。手近にHDMIケーブルがなかったのでとりあえずGoProをコンポーネント接続。
PBPの片一方にはコンポーネント、コンポジット、HDMIの3つのうちからしか選べない。2つあるDVIやDPを混在は不可。
さらにDVIなどのPC信号側は横に潰れて表示。いやこのぶんだとPBP側のHDMIも横に潰れるはず。
これはちょっと厳しい。正直あまり使いどころがわからない。うーんPinPなら良かったんだが。

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iMac27からの乗り換えなので大きさへの感慨はないが、やっぱりでかいものはでかいよ。やたら分厚いし、PCシステムを内蔵してるはずのiMacと設置面積変わらんよ。ただ同じデカさでも自由度が違うので液晶面をかなり下げて置いたりして使い勝手は向上。

あとはパネルからの熱だが、CCFLらしくガン寄りすると相応に生温かい空気をまとっている。とはいえ通常の使用姿勢で熱風がかかってくるほどではないけど。ファンとかもないし。iMacより熱くないと思う。
ちなみに私はたぶん一般的なPCユーザーからみると液晶から離れて作業するほうなんではないかと最近思っている。27インチが首を回さないと全部見渡せないという話をたまに見るけどどんだけ液晶に近い位置に顔置いてるのかというかんじ。

「U2711」実力診断――5万円台で買える2560×1440ドット/広色域の27型ワイド液晶
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1008/24/news034.html

はいいつもどおりこっち読むと全部書いてあるから俺んとこが要らなくなるレビュー。

広視野角&広色域は特筆。sRGB比100%、NTSC比110%、AdobeRGB比96%。バックライトはCCFL式で、流行りのLED式よ り熱くなったり暗かったりはするのだが、色合いは正確と評判。工場出荷時にそれぞれキャリブレーションされて届くプロい仕様。
同じパネルと目されるiMacよりも色はしっかりしていると感じた。ていうか色域が広い。
PC画面上で見れるようなものは作るが、DTPまではやらない自分には何の不満も無し。

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AdobeRGBモードで写真を見ると中々の威力を感じて、喜び勇んで写真を取ろうとしたけど、数枚撮った所であまりのバカさ加減に気づいてやめた。

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バックライト漏れチェック。あたりまえだけど露出長くして過剰にしているので、漏れまくりということではございません。漏れてるけど。
むしろiMacよりずっと漏れは少ない。


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ムラや色かぶりなども果てしなく少ない。ないとは言わん。中央から周辺部にかけて明るさ違うし、右下中央よりあたりがわずかながら黄色寄り。
てまあ写真にコントラスト補正かけて気づくレベルで、ぱっと見で気づくレベルでは全くない。自前でインフォミニティ補正機能付いているハイエンド仕様を除けばかなりよさげ。

応答速度はGTGで6ms、BTBで12msであるそうなので、はっきり言ってシビアなゲーム用を除いて、PC液晶でBTBが12msあたりなら、映像メディアを多用する用途ですら絶対に問題ないと断じていいと思っている。そういうのはテレビやゲーム用TN機に任せておけばいい。

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のんぐれあのびみょうなざわつき

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こんな写真で何がわかるということも全くないんだけど、イメージとして捉えてもらおう。

噂通りの粒状感と滲み感が否めない。わたくしはよほどのことでなければ使用を避けるほどまでは気にしない人だが。評価はしないけどマイナスとも思わない。
意外とPA241Wレベルでも気になるっちゃ気になるんですよねこれ。ナナオやイイヤマはけっこう気を使っているらしいけど。PLSはパッと見だけどほんとFS2332もS27も妙に見やすかった。なんだろうねあの差は。

しかし先述の色域といい、液晶って一番レビューに難儀するガジェットだよねえ。写真撮ったって写りなんて全くわからんし、ドットパターンや表面ムラも、ある程度定量的に評価するにも相応の機材と知識と経験いるし。結局プロレビューと大手レビューサイトしか残らない。かといってそれまたどうかと思うのだ。
こっちからしてみりゃでっかいデジモノ届いたーつってなかなか楽しくレビューできるんだけど、果たしてどれだけ価値があるやら。U2211Hはけっこう御覧頂いてたが。

まあとにかくブランディズムとかイデオロギーを取っ払って出来を考えると
実際この内容で「5万切り」は異常なコストパフォーマンスだとしか言えない。言いようがない。
5万というのはじつはサイズさえ犠牲にすればPA241Wなどが買える値段だったりする。そういう選択もアリではあるのだが、しかしサイズがWUXGAでいいなら、完全に色再現性とかを無視したフツーのディスプレイではあるものの、2万円台のU2412Mが待ち受けているというDELL鉄壁の暴力的価格の布陣。

スペックを考えてみても、まずTNなどはWQHD自体存在しないし、プロ向け色域とか豊富な端子とか(HDMIついてるし)事実上安かろうどうだろうでなく、U2711でなければならない唯一無二な点が現状では結構あったりするのです。
まさかThunderbolt Displayが対抗機になることもあるまい。あれはあれで別の唯一無二だ。

今年は冒頭でも言ったとおりPLSパネルなどでの27インチWQHDが続々登場の兆しがあるけど、このU2711の凶悪すぎるコストパフォーマンスと性能 バランスを突き崩すのは容易なことではないはず。タイトルに戻るがこれはもう半ば価格の暴力だとおもう。ナナオやNECという国産勢に頑張れと言ったって無理がある。
ASUSなどが同じ27インチ液晶をリリースするらしいが、まだしばらくかかる上に内容は大差ないようだ。まあPinPやピボット可能だったりLEDだったりはするみたいだが。まさか出たてで5万台半ばってこともあるまい
他の液晶を検討している方も、買う前に本機のクーポンをチェックすることをお勧めします。

そもそもPA271Wなどはプロユース機であるので、AdobeRGBカバーだのインフォミニティ補正だの、価格が高い以前に普通の人間が必要かどうかという問題も出てくるわけで。それを言ってはU2711の仕様だってプロに近いハイアマ向けだけど、単純にWQHDをぶん回したいと言うだけの理由でもなぜか一番安いのがこれ。利便性が高いのもこれ。実用品として買って何一つ損はない。はずだたぶん。

デル デジタルハイエンドシリーズ U2711 27インチワイドモニタ<送料込>
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クーポンなしのほぼ定価だといまは5万5千~6万程度。