※2012/10/3 追記
iPhone5用プロガードARSHも購入しました。iPhone5用を検討中の方はこちらを。
ぶっちゃけるとサイズ以外同じですが。


RIMG0005

ほごしーとー。
iPhone変えたのになぜフィルムの記事がなかったのかというと、ケース付属のフィルムだったからです。ニセCleaveとか色々ついたしこの際なので保護シートもいってみませう。

ところで保護フィルムと保護シートってどっちが一般的な呼び方なの?一応タイトルには両方入れたのだけど。あざとい。
だいたい以下フィルムで統一しときます。
マイクロソリューション製プロガード!
ヴァンガードの親戚です。違います。

http://www.micro-solution.com/

ガジェット界定番の高級保護フィルムというと、ミヤビックスのオーバーレイシリーズ、パワーサポートのフィルムの2強と勝手に思っているわけだが、今回はマイクロソリューションです。こちらも両者と同じく国内企業の国産品となる。
前者2つは古くパワサポは初代iPod Touchのころから、ミヤビックスはW-ZERO3のころからお世話になっており、特にミヤビックスなどはPocketPCとかいうバージェス動物群繁栄期のころからこの家業を続けたりしているらしい老舗。
比べてマイクロソリューション(の保護フィルム)は比較的最近の登場な気がするのだが。ケースと違ってころころ気分で張り替えるものではないのでいまいち情勢がつかめてない。

フィルムというものは基本的にはアンチグレアとグレアの2種類で構成され、その他にミラーフィルムとか覗き見防止とかのニッチジャンルというのが基本だと思うが、このプロガードについてはグレアとアンチグレアに加えて耐指紋とかAR加工とかいろいろバリエーション豊富。
いわく、

・AF
アンチフィンガープリントタイプ。すなわち耐指紋モデル。それ以外は普通のグレアフィルム。言うなれば「ツルツルだけど指紋が目だたないフィルム」

・HDAG
ハイデフィニションアンチグレアタイプ。高精細反射防止。なんかちょっとニュアンス的に矛盾を感じなくもない。高精細とか言ってるけどつまりは「光沢のないさらさらフィルム」

・SH
スーパーハイドロフォビックタイプ。超疎水性。指紋防止に効果的。え、それってAFと何が違うの。
細かい話をすると親油性と疎油性。、汚れが取れやすいのと汚れがつきにくい違い。まあとにかく汚れや指紋に強いってこった。つまりは「ツルツルだけど指紋つきにくいフィルム」
このSHの威力たるや、汚れは「根本的に付着しない(よってどんなに汚れて見えても拭けば取れる)」とまで豪語しており、油性ペンで字が書けないレベルだそうな。すごい。

・ARSH
アンチリフレクションスーパーハイドロフォビックタイプ。反射防止超疎水。またアンチグレアとアンチリフレクションってのもわかりにくい違いだが、アンチグレアは表面がザラザラでグレア(光沢)自体がないものを言い、アンチリフレクションは光沢はあるけど反射光が眩しくない特殊加工のこと。
すなわちこのフィルムは「ツルツルだけど 眩しくなくて指紋がつきにくいフィルム」夢のようですね。

・HDAG-ARSH
ハイデフィニションアンチグレアアンチリフレクションスーパーハイドロフォビックネオアームストロングサイクロンジェットアームストロングタイプ
ええかげんにせーよ。 いやまあつまりは上2つの組み合わせとなる、「光沢のないさらさらで、反射光が眩しくない指紋つきにくいフィルム」
こちら「漆黒」 という通り名までついており、漆黒の上にルビでこの糞長いカタカナが書いてあったりしたら、それはもうとある魔術の中二病産物と言ったところで非常に格好いいです。ええ。


http://www.micro-solution.com/pd/iphone/pg-iphone4.html
 
割と説明がつかれたので、後は公式の解説をご覧いただこう。製品ページの下の方にある。お分かりいただけただろうか。よくわかんないチャートとかもあるし、ちゃんとデメリット面まで事細かに書いてあったりする生真面目な感じは好感。そもそもの説明や命名をわかりやすくするとかラインナップを絞るという選択肢はないらしい。

この数々の無駄としか思えない バリエーションの中から今回選んだのは「ARSH」及び「HDAG-ARSH」
いやていうかほんとにこの2つだけラインナップしとけばいいんじゃないのかと。グレア派とアンチグレア派にはきのこたけのこ間を彷彿とさせる溝があるからここは分けるべきだけど、それ以外は商業上ほんとに必要なのか。
マイクロソリューションは保護フィルムのOEMも手がけているので、各社の価格や仕様に応じられる幅を持たせているんだとは思うけど。一般消費者から見ればトップ2つだけのほうがいいと思うよね。

めんどうくさいのでARSHをグレア、HDAGARSHをアンチグレアというけど、グレアは私が使い、アンチグレアのほうは弟が使用。 

RIMG0001

さてこれがパッケージ。
いいですねこの秋葉原の小型電子部品屋さんの通販用パッケージのノリ 。

RIMG0002

開封シールがセーフティ付きです。すごいがしかし意味はあるのか。

RIMG0003

内容物はインクジェットな説明書と本体と厚紙と大判なクリーニングクロス。これを説明書というのはちょっと憚る気がするけどまあ説明書。
あとは左、保証書のシールかなにかかとおもいきや 、「汚れを除去するためのテープ」とのことなので使いまくろう。こういう細やかなところが国産は素晴らしいよね。


さて、例によって貼るのは風呂場と決めているのだ。家庭内のクリーンルームといえば風呂場だ。貼る前に自分の身からもホコリを洗い落とせる。風呂はいい。心を落ち着かせ活力をみなぎらせ、ついでに保護フィルムまで貼れるのだからな。ローマの民も風呂がなくては生きては行けぬ。私はローマ市民のため平たい顔族の作りしこの見事な保護フィルムをローマに持ち帰り風呂にて貼ることにするのだ。テルマエ・ロマエは面白いんだけど映画はやる意味あるのでしょうか。 憎たらしくも阿部寛なんか使っちゃって俺のドツボなんですけど。


DSC_3609


はれたはれた。と言ってもまるで見分けはつかんが。

マイクロソリューションのフィルムは気泡の入りにくさも身上である。 これについてまた「Bubble-less Adsorption」とか書いてあってさらにBAみたいなアルファベット増えるのかと思いきやそれについては言及なし。
命名癖はおいといて、これがまたほんとに美しく貼れる。ホコリさえなければダダ貼りしただけでほぼ一切の気泡なく液晶面に馴染んでいく。吸着面の特殊処理の仕方とかもあるんだろうけど、そもそもの制作精度が高いからできるんだろうなと思われ。そこらのゴミフィルムはホコリゼロでもがんがんに気泡入って、爪でゴリゴリやって押し出す必要がある。納得の品質。 

RIMG10001


流石にカメラ近くなどは押し付ける必要があるので、適度な硬さのものでなじませるようにしてやる。
プロガードには最近のフィルムでよく見られる第二剥離シート、つまり、台紙のシートから本体フィルムを剥がし、貼り付けた後に本体フィルムから剥がすフィルム(ややこしい)がついていないので、気泡を追い出すためにこする時はちょっと気をつけること

気泡になりにくいというのは、逆に極小なホコリが入っても気泡にならず、貼った直後に気づかないという恐怖の弊害もある。これは自分でよくチェックし、必要ならテープで除去したい。

ちなみに全て貼り終わった後に微細ゴミを発見したなどの場合、通常の保護フィルムなら「粘着テープでフィルムの端を粘着させて引っ張る」などして、フィルムを傷つけず剥がすところだが、このスーパーハイドロフォビックコートの前には粘着テープの粘着物ですら「根本的につかない(キリッ」なので、全く剥がれません。鬼難易度もいいところだ。
それでも剥がす場合は、フィルムの剥離シートの端を吸着面の隙間に押し込んでこじ開けるようにすると安全でやりやすいかも知れない。

白いと位置合わせが難儀。何度もペタペタして位置合せするのが最善で、それにはやはりホコリ自体の少ないクリーンルームでの作業が有利になってくる。皆風呂にはいるのだ。
 
RIMG10003

なんとプロガードは背面フィルムも表面と全く同じ処理が施されている同一品だ。立派だとおもう。 

RIMG0005
RIMG0004

剥がした無名のシート(右)と反射力を比べてみる。 これがARの実力。防眩ミラーを通したように反射光量が抑えられている。しかし反射物の輪郭はきっちりと判別できる(すなわち奥の物をきれいに透過する)グレアフィルムとなっている。 
反射が目立たないので、iPhone4Sのガラス自体の質感も何かマットな感じに見えてくる。それが白に非常に似合う。

スーパーハイドロフォビックも素晴らしい。指紋など全くつかない。いや付くには付くが指で拭うだけで消え去る。もともとわたくしはそれほど脂性な手というわけではないが、おもいっきり頬ずりしてみてもついた油は拭うだけで消えていく。布であればほぼ一瞬。
またおろしたての保護フィルムにありがちな、指の滑りの悪さでギュッギュと不快な感触をもたらすことが少ない。持論としてはフィルム表面には見えない程度の多少の皮脂がついて馴染まないとすべりが悪いものだと思っているのだが、皮脂がそもそも滲まないSH加工だとその馴染ませる過程が不要であるようだ。貼った直後から常に適度な滑りと吸着がある。

RIMG0006


こちら右はHDAG-ARSH。ノングレア加工。
いやはや一番驚いたのはむしろこのHDAGというアンチグレアかも知れない。最近のアンチグレアの進歩はここまで来たかという気になった。サラサラの目が細かく透過性が非常に高い。手触りも上質だ。
透過度はグレアには絶対に及ばないまでも、今まで見たアンチグレアの中では最高に高精細で綺麗だと言える。虹色などのチラツキも最小限だし、下手なグレア派であれば容易に宗旨変えしかねない。

RIMG0007

とは言うものの、弱点である指紋も反射も抑えているのにグレアの美しさを維持しているARSHもまた同様にアンチグレア派の宗旨変えを誘発しそうな逸品であり、この2つは悩ましすぎる。従来のフィルムしか経験がないなら、両者どちらを買っても後悔はしないに違いない。
少なくともパワーサポートやミヤビックスの素のグレアorアンチグレアを買うくらいならどう考えてもこのどちらかのフィルムを薦めたい。技術の進歩は偉大だ。プロガードのこの2つは今後のガジェット保護フィルムの定番になり得ると確信した。もうちょっとパッケージと売り方工夫すればね。


最後にSHの宣伝文句である油性ペンを試してみようと思う。
つかないとは言うが、そもそも保護フィルム自体スベスベなビニール様素材なのだから、油性ペン自体それほど深刻な汚れにはならないのでは? と思っていた。
まあちょうどそこに剥がしたケース付属の無名フィルムがあるので、マッキーの先端をぶちこんでみる。

RIMG0023

こちらケース付属の無名フィルム。紙に貼ってあります。それではえいツツツっと。 

RIMG0024

…意外と綺麗に書かさりましたね。(北海道弁)どれこすって取ってみますか。 

ごしごし

ごしごし


取れない 

RIMG0025


それどころかほとんど滲みもせず食いつくように保護シートに浸透している。こすってもこすっても無理だ。挙句にフィルム自体が削れてきて「ああもうこりゃ絶対無理だわ(笑)」感でいっぱいだ!

う、うわあああああああああああああ
油性ペン怖ええええええええええええええええ!! 

思っていたよりかなりの重症でした。これシンナーとか使えば取れるのかも知れないが、そこまで使っちゃうと保護フィルム自体を損傷しかねない。
まあ本来その下の本体に汚れがつかないための保護フィルムなので『職務を全うした』というだけの話だけど、そうは言っても油性ペンかすっただけでここまで取り返しの付かないことになるというのも怖い話。
こんな恐ろしい物を、いくら1000円程度とはいえ今届いて貼ったばかりの新品に試せと…い、いやだやめてくれ!うわああああああ!

と、精神崩壊しそうになったので裏側の端っこに極細をちょっとつけるだけにとどめます。なんてチキン野郎だ。 

い、いくぞ

RIMG0026


うおおおおおおおおおおおおお!

RIMG0026


うわああああああああああああ!

RIMG0026


ぎゃああああああああああああ!(はやくしなさい)


RIMG0027

 
ぴとり。(浮いて見えるけどガラスなので仕方ないです。ちゃんとおしつけてます。先端の曲がり具合に注目)


RIMG0028

付いてない!

いや厳密にはなんか歪な形の黒い点があるがしかしこれをティッシュで拭うと…

RIMG0029


とれたー! 
無名保護フィルムを一切の慈悲なく葬り去った油性ペンを持ってしても、点ひとつつかないスーパーハイドロフォビック。すごいぞSH。 

調子に乗ってもうちょっとキュッキュしてみたけどやっぱり全くつかない。すげー。 
ただこっちARSHのほうですが、アンチグレアの方はさすがに怖いので今日はこの辺にしといてやる覚えてやがれ。


というわけで広告に偽りなしのプロガード保護フィルムのレビューでした。
たしかに少々高いけど、これはマジでオススメだとおもうんだ。

ARSHにちょっと追試 塗料とかぶちまけてみた。




iPhone 4S/4 高防汚低反射光沢 PRO GUARD ARSH HD Professional Anti-Reflection Super Hydrophobic・プロガード ARSH / PGARSH-IPH4
iPhone 4S/4 高防汚低反射光沢 PRO GUARD ARSH HD Professional Anti-Reflection Super Hydrophobic・プロガード ARSH / PGARSH-IPH4
クチコミを見る



iPhone 4S/4 超低反射「漆黒」高防汚アンチグレア PRO GUARD HDAG-ARSH HD Professional・プロガード HDAG-ARSH / PGHDAGARSH-IPH4
iPhone 4S/4 超低反射「漆黒」高防汚アンチグレア PRO GUARD HDAG-ARSH HD Professional・プロガード HDAG-ARSH / PGHDAGARSH-IPH4
クチコミを見る
 
前者がARSH。後者が「漆黒」ことHDAGARSH。
これに加えて別のスマートフォンやiPad対応版もあったりして、ほんっと間違えやすいので買う時は注意。
iPhone版については4と4Sは同じものです。当然ながら。
 
いっそのこと漆黒だけじゃなくて各フィルムにそれっぽい名前つければいいのにね。蒼天とか止水とか中2っぽいのを。