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4Sが出ました。以上で状況・動機説明を終わります。

これ以上何を語ろうというのだね。この先何が起こるかなど誰にでも想像がつくではないかね。
さてそのような信者のお手本を自負する自分としては、届く前からケースを揃えておくのも何ら違和感のない行動。
手頃な使えそうなケースを探すこと数分。
以前から気になっていたこのケースを買うのはこのドサクサにしか有り得ない、と妙な魂胆を持ってびしっと注文しました。
id Americaのアルミケース「Gasket」です。

id America | Gasket Brushed Aluminum Case
http://id-case.com/products-page/iphone-4/gasket-brushed-aluminum-case1/


これを選んだ理由?理由だと?

アルミでこの見た目。繰り返す。アルミでこの見た目。

これ以外に理由がいるというのかこの愚か者が!

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うんまあね、そのね、中二デザインだということは十二分に承知してるんだけどね。うん。でもぼくもまだ若かりし精神を忘れたくないというかね。うん。

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そんなスチームパンク風味も漂うid America Gasket。お値段3780円のアルミケースでございます。
しゃきーん。
Vapor(偽)ことSuperBox以来アルミケースに偏執的にこだわっている自分ですが、当然この先も買うのは第一に金属第二にアルミ第三にメタル。これ以外有り得ない。あり得ないのだ。きっとね。たぶんね。
なら4SでもSuperBox使えよと言いたくなるが、実際使うつもりだが、なにかこう、SuperBoxほどまでに気に入ったケース持っちゃうと、こういう機会でもない限りケース新しく買うことってないじゃないか。だからその、つい。目的と手段などどうにでも転がれば良いのだ。

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さて通販で買った後ヨドバシとかでも割と売ってることに気づいて愕然となったわけだけど、箱の下の方に穴が開いていて質感を確かめることが出来る。
手元にある今となっては虚しい穴だが、これも何かの円。いや縁。その秘穴にゆっくりと指を差し入れ…。

ハッ…!


あー


あーあーあー


一指触っただけで長らく忘れていた感覚が蘇ってきた。SuperBoxはすべすべのダイキャストだが、これとはまるで違うアルミ感覚。
そうこれはアレだ
W-ZERO3時代にお世話になったPDAIRのアルミケースと同じだ!

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再掲。

なんだかなー。このアルミ感、悪くないんだけどどうも好きになれない。妙にギラついてるし。
グレーやゴールドなどは比較的落ち着いた色合いで悪くないが、あまり派手な色を選ぶのはオススメできない。ブロンズなど下手すればこっちがゴールドかというくらいギンギラギンだったりするし。グレーも思った以上に明るい色合いとイメージだった。

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さてGasketはその名の通りエンジンガスケットをモチーフにした製図定規みたいなメカメカしいスタイルのケースである。今回はグレイを選んだ。地色自体は黒に限り無く近い灰色だが、後述するヘアラインと素材の反射のおかげでそれよりずっと明るい色に見える。

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付属品は表裏保護シートとスクレイバー、布。一般的なちょっとお高いケースの内容である。
今回装着する本命はiPhone4Sであるので、4Sが届くまではシートは置いておく。ただSGPの保護シートまだ余ってるんだよねえ。

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側面にidAmericaロゴ。なんでロゴそのまま入れたがるかな。

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アルミだが裏側はしっかり柔らかネオプレン保護。ますますもってPDAIRのアルミケース臭がしてくるぜ。

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さらにはアルミの切り口が少々汚い。ていうかこの下部のところだけえらく唐突に断ち落としたようになっていて、利便性のために自分で切り取ったようにすら見えてくる。カッコつけケースでこれは少々ちょっと。

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天板側はヘアライン仕上げ。エッジが立っていて綺麗だが手を切りそう(そうなだけで切れるほどではない)
金属フェチの味方ヘアライン仕立て!とは言えヘアラインがこれでもかというほど入ってて少々うるさすぎるかも。グレーのような暗色だとまだかなりいいのだけど、シルバーやゴールドはライン自体がぎらついてちょっとアレな見た目になってしまうだろう。

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ところどころネオプレンがズレてはみ出している。いやこれくらいは削げばどうとでもなるけどもね。


ちょっとアルミ同士で比べてみましょう。SuperBoxかもん。

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ツルツルVSザラザラ。肌が違うってだけではなくてなんか金属ごと違うような感じすらあります。
どちらもあまり高級ではないのだけど。SuperBoxのダイキャストのほうが金属まるまるって感じでフェチ好みかも。


さて装着をば。ここに関してはごくごく普通の裏カバー型はめ込みケースなので、ネジではめ込むVaporタイプ(SuperBox)よりも手軽です。が

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スチールバンドが傷つきそう…。
いや原理的にはスチールとアルミだからよほど強くこすりつけてやらないと傷はつかない、と思いたいがしかし。あれアルミと鉄ってどっち固いんだ。この場合はビッカース硬度か。そもそも材質の種類が。

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いやまあちょっと爪で押し開けてやればほぼ触れずに(触れても大事なく)装着可能です。何回かやったけど傷つくようなこともなし。SuperBoxとかと違って付けたきりスズメで構わないタイプのケースなのでさほど問題ではないはず。あまり語呂がよろしくないな、付けたきりスズメ。

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イヤホン・Dockアクセスは良好。K702のケーブルも刺さったし旧コネクタも刺さった。ごんぶとなケーブルやDockは干渉するおそれがあるかもしれないが、ケースの平均値といったところ。
というかバンパー共がアクセス悪すぎるんだよ。なぜ旧コネクタを頑なに拒むのだ。

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やっぱりどこかでネオプレンがはみ出る。よく見たら角の成形もあまりよろしくない。

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しゃきーん。
メカメカしくてたまりません!こう言うの好きなんだよ!わるいか!クソボケ!

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天板面は小さい穴にいたるまで全て開口しています。ネオプレンの分見た目は意外と厚め。
あとわたくしの初期型iPhone4だとちょっと「iPhone」表記部が変なのは見逃していただきたい。後期型だと公式フォトのようにぴったりケラれずに「iPhone」と出ます。

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正直なところ、このちょうかっこいい裏面が全てなので表面はカッコどころかアルミにすら見えないフツーのケースかもしれない。特に暗色系だと。ブロンズやゴールドだとまた変わるんだろうけど。

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持った感じは先述のとおりまずエッジが気になる。購入時はなにか金属の棒でごしごししてカドを取るのもいいかもしれない。
しかしそれを除けば持ちやすさはごく普通。金属感が手に伝わりつつ、サイズは本体や他のケースと大差ないスタンダードな感じ。多分慣れてくれば開口部を指にひっかけて取り出しやすくしたりもできるはず。

持った感触は普通だが、これ手でもってるとえらく際立つデザイン。写真じゃ直感的にわかりにくいけど、開口部に立体感があることや、少々安っぽいとはいえリアルに金属であることのメタル感がまた、チラ見したときの迫力を増している。平面シールでは出せない、メカニカルなフェティシズムに刺さるナイスデザインだ。間違いなく中二病っぽいんだけど。

ただ、開口しているということは絶対この形に汚れがつくだろうなこれ。俺知ってるんだ。メッシュケースでよく知ってるんだ。裏面保護シートは必ず貼りましょう。


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メカだよスチームパンクだよ。GONZOちっくというかオタにはたまらないよこの形。
開口部から見えるiPhone表記部の細かい英文がまたガンダム的美意識にヒットするんですよね。超素敵。
開口部を覆う専用カーボンシートとかもあるそうだけど、個人的にはここまであざといデザインならばリンゴマークをモロ見せしたほうが潔いというものだ。ドヤ顔をしてつけるに最適。
ちなみに言うまでもないだろうけど、カメラ部やLEDは盛大に開口しているためケラレや反射など何一つ不具合はナシ。

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あと金属ケースということで電波の減衰について。普段から金属ケースばっか付けてる変態にあまり期待はしないで欲しいが、概ねSuperBoxよりもマシな部類に入るかんじ。減衰が全く無い訳ではないと思うが。少なくともデスグリップの影響は見られなかった。まあ、本体と触れる部分は全面的にネオプレン貼ってる上にケース自体スカスカだしね。あまり気にしないほうがいいと思う。

さてそんなidAmerica Gasketでありますが、
アルミというのを無視したとしても、ここまでハジけた形状のケースは他にない。(フランク・ミュラーの10万円ケースを除く)少々高価で、かつその割に各部のアラがえらく気になる出来なのだが、この形が好きならば買っても絶対に文句はないであろう製品。

少々先走って買っちまったが、物理的に考えて4Sでも普通に使えるはずなので、4Sで衝撃のケースデビューしたい方にもオススメ。クリアケースやシリコン付けてるよりか確実に差は付くぞ!何の差だ中二センスの差か。
ただし気に入ったという同士の方もくれぐれも実物を見てから決めること。商品写真で見る予想とはだいぶ違う見た目のはず。大手量販店などで売っているはずです。


肝心の4Sホワイトでの装着画像とかは4Sが手元に来次第載せます。
→追記:載せます

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黒による「穴」っぽさが薄れるので合わない感覚がある人には合わないと思われ。
しかしこういうコントラストはなかなか格好がいい。




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ちなみに4Sは発売日に買えそうにないので、翌日分に賭けます。信心が足らぬわ。