かいしゃで目下使用しているパソ子様
Compaq DC5800 SF



役職は主査である。つまりわたしよりえらいのである
勝手に決めてる
さてこいつ会社のPCであるわけだが私が裏でこっそりと中身のグレードうpを図っている
メモリも1GBだったのを4GBに増設してRAMDISKに1GB振ってあるし、グラボもチップセットからRadeon HD4650になっている
モニタも余ってるのをひとつ勝手に持ってきてデュアルモニタだ。
光学ドライブも焼くことができないDVD-ROMなので、そのうちスーパーマルチにしたいところ
ちなみにHDDは80GBほどだが流石に載せ替える必要はないと思う。別にP2Pやら大容量動画貯蔵をやるつもりも無いし
最終目標はSSDブートだが、流石に高くて手が出ない


しかしながら如何せん、肝心要のCPUはセレロン440 2GHzという、
まあそりゃAtomとかよりはマシなんだろうけどごくごくフツーーのCPU

CPUを載せ替えるのは、よっこいしょと刺せばおしまいのメモリやグラボほど楽とは言えない
とくにメーカー製のPCのCPUを載せ替えると言うのはリスクが伴う。BIOS対応してなかったらそこで終劇である

また、C2DのEから下の数字が変わるだけ、とかならともかく、
シングルコアであるセロリンたんをマルチコアプロセッサに変える場合、Windowsの再インストールが必要になる場合が多いとのこと

いくら火狐やJaneが稼働している時間のほうが長い不良リーマン仕様品とは言え
腐っても業務に絶賛使用中のPCである。毎日MySQLにアクセスしてバッチ処理なんかもやってたりする
できれば再インスコのような危険を犯さず作業したいところなのだ

だがしかし駄菓子菓子、多くの手間暇コストがかかるとは言え、やっぱりこのCore iXな時代にセロロン440と言うのはOffice処理だけでもなかなかに辛い
一念奮起し、安全策を張り巡らしながら計画を実行することにする


まずはCPUの選定である。
メーカーPCの場合、多くの場合はBIOSが本来載っているCPUにしか対応していない
しかしメーカーPCと言えど人の子企業の子、BIOSをいちいち作り替えるのはコストの無駄なので、BTOや違うグレードで搭載可能なものについては対応している場合もある
(言うまでもなくソケットが同一のモノの場合に限りますが)

なのでこういう場合の定石として、上級グレードに搭載されているCPUと同じものを手にいれれば成功確率はぐんと上がるわけです
DC5800はHPの法人向けモデルでBTO幅が豊富。最上位はC2D E8500まで乗っかるようになっている

http://h50146.www5.hp.com/products/desktops/old/dc5800sf_ct/core_duo_model.html

うちのこはセロレン440で、なぜか紹介ページが分かれてたりするものの、仕様を見てみると実際CPU以外の中身は一緒だったりする

http://h50146.www5.hp.com/products/desktops/old/dc5800sf_ct/celeron_model.html

そもそもCel440はソケットがLGA775で、これが刺さるということはCore2Duoも刺さる
チップセットのQ33も共通で、これはFSB1333MHzまで対応。普通にE8500も稼働するチップである
果ては電源容量まで一緒なので、電力不足で不安定ということにもならないだろう
スペックに現れないところ(クーラーの冷却効率とか)に不安は残るが、概ねCPU載せ替えが可能と見ていいはず
というわけで中古屋をまわっててきとうに見つけてきたのがこちら




E8400 ばるく
一万円で購入できた

これによりクロックは2GHzから3GHzへ大幅アップ
もちろんコア数はシングルコアからデュアルコアになり、ゆで理論で言えば3GHz x 3GHzで6GHzで4倍超人パワーくらいにはなるはず
FSBも800MHzから1333MHzにデジモン超進化
キャッシュも512KBから6MBへの次元転換
TDPこそ30Wから65Wへ大食いとなるが、65nmプロセスから45nmプロセスへレボリューション
仮想化技術にも対応し、抜かりはない
まあつまりめっさ大進化するのよってことです


唯一、ステッピングの懸念があったがこれは賭けとしかいえない
中古バルク品にそんなもん明記している理由もなく
DC5800自体、E8400/E8500の最新ステッピング(E-0)が出てから半年以上フツーに売っていた身だし、まあ大丈夫だよねと祈るしか無い


さて、安全第一万が一にでも業務遂行に影響が出てはならない
主だった業務を他PCでも遂行できるようにバックアップはしたが、最悪の事態に陥っても何事もなくもとに戻せるようにはしたい

しかし換装後の安定稼動のためには再インストールが必要になる
CPUうごかへんかった、みたいな事になったらCPUは泣く泣くセロロンに差し戻してグリス塗ればいい話でも、システムはそうも行かない
CPUがまともに動作しても、システム上の不備が発生したら旧システムに戻さなければいけない
旧システムのまま新CPU動作は色々と危険過ぎる。戻したならば全くの無問題で動かなければいけないし、クラッシュしてシステムごと変になっても困る
80GBのHDDにバックアップを取る余裕もなければ、それを戻す暇があるかもわからず…



これしかあるまい

すなわち、
1:まず今のHDDをPCからひっこぬいて新しくHDDを刺す
新HDDにXPをインストールし、IP設定と必要アプリを入れて動かして無問題動作可能かを確認する

2:次にCPUを換装し、もう一度新HDDにXPをインストールしなおす
CPUが正常に動作するかを確認する

3:必要アプリも入れて最終版無問題動作までこぎつける

こうすればどの段階でつまづいたとしても、CPUとHDDさえ旧版に戻してしまえば10分で何事もなかったことにできるはずだ
さらには成功の暁には副作用としてHDDの増設も遂行できる完璧な手法だ

HDDは日立製の500GBを使用。1プラッタモデルなのでアクセス速度の向上も見込めますね
たった3980円で買えたし


とりあえずシステム面を精査

このPCはぎょうしゃさんによって、MySQLアクセスしああだこうだする日常業務の自作アプリなどなどが入れられているのだが、それが動くかどうかをテストする
他のPCにファイルもって行っただけでは全然動かない。
まあそりゃあな。あたりまえだわな
MySQLのToolとかConnectionとかそういうアプリ類が必要だと怒られるが、バージョン違っても困るしそもそも何を入れているのか
うーんとうなりつつ「開発」フォルダを覗いたら、ちゃんといくつかのMySQL関連のmsiパッケージが置いてあり、それをインスコしたら無問題で動きました
うーん、さすがは歴戦のプロ
システム管理のはしくれにいる人間として、こうありたいですな


インストールに際してはnLiteで必要なドライバを統合しておけばなおよろし
http://www.nliteos.com/index.html

SATAのAHCIとやらのドライバを忘れて詰む、と言うことを何度も経験しているのでここは忘れないようにしたい
DC5800がそうなのかは正直知った事ではないが、入れて悪いこともあまりなかろう
嫌ならフロッピーついてるからフロッピーでもいいだろうし

いつものインスコグッズを揃えてメモリとか別マシンに保存
今回はデータの退避はあまり真検にやらなくてもいいはず。
このHDDはそのまま残すので足りないデータはあとで持ってこれる
即座に業務遂行可能レベルにできればそれこそRamdiskの設定なんかは数日後でもかまわないわけだ


まずは500GBHDDを接続し、通常通りXPをインストールすることにする

インスコはUSBでやったほうが楽だと思ってUSB Multibootを利用し、USBからインスコしようとしたところ
3回入れなおしても再起動後に詰まって動かなかった
泣いた

仕方ないのでディスクを使うと当たり前にインスコ&起動。ドライバ不足なども見たところない感じ
HP謹製の様々なソフトウェアなどが無いが、個人的な用途では全く不要だったのでちょうどよろし

必要なアプリなどをインストールして日々の業務が遂行できることを確認し、本来の作業に入る




CPUクーラーはこの箱専用のものっぽい。本体前面のスリットから直接空気を入れて直接CPUクーラーとチップセットに流すようなイメージ


写真のようにエアフローのためにプラ板がついている。引っ張れば取れた
CPUクーラー自体はごくふつうにネジ4つで止めるタイプ。銅製ヒートパイプ。CPUとの接合面もきちんと銅で、リテールよりかは冷えそう

ただ、ネジはトルクスとマイナスをひとつにしたようなへんな形。マイナスドライバーで問題なく回せるが、プラスでは無理だった

クーラーを外せば後は普通の自作PC。慎重にCPUを鎮座させてフタを閉じて、クーラーのグリスを取り除いた後グリスを塗りなおして密着、対角線の順番でかっちりネジ止めといういつもの行為
クーラー上部に向きを示すシールが貼ってあるので安心である


ひっこぬいたセレロレロン440。ちなみに今回私は戻すことも想定し、グリスでなく熱伝導シートを使いました


さてまずは旧システムのHDDを用いてCPUの動作確認をおこないます。
HDDをつなぎ変えていざ起動



起動━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !

これは驚き。メモリ刺しただけでも出てたBIOSのハードウェア変更登録画面すら出ないで一発起動、一発XP起動

不安定感もなく余裕でXPが起動し、あたらしいプロセッサを認識したみたいなメッセージが出た
CPUをチェック



E8400キタ━(゚∀゚)━!

CPU-Zでもチェック

E8400 C-0 error

Revision C-0━(゚∀゚)━!!

運良く?ステッピングも古い方だったらしく、まるで無問題認識
覗いたあたりで、XPから再起動しろといわれたので再起動してみる
その後のCPU-Z。右下部分に注目していただきたい

E8400 C-0

コア増えた━(゚∀゚)人(゚∀゚)━!!

再起動したら普通にコア増えたのを認識。ぜんぜんもんだいなかった
最初からHPのほうでE8400にも対応するようにOS入れてるのかしら
換装することまでは想定してないだろうけど、普通にうごいてる


あれ、これ新しくHDD準備した意味なくn



また、CPU温度はアイドル45~50℃、3Dモデルレンダリングでぶん回して60℃未満といった感じ。ちょっと熱苦しい男である
室温は非常に高めであるし、リテールよりましっぽいとはいえ本来セレレンを冷やしていたクーラーそのまま、
かつこのステッピングのE8400は温度計がアホの子でやたら高く出るという話なのであまりネガティブには考えないことにする
オーバークロックするのでもなければ常用域


さて無駄にするのも忍びない500GBプラッタのHDD
せっかくなのでやはりここは心機一転新しくXPをインスコして実運用可能まで持っていこう
ドライバをいれ、ネットワーク設定をし、各アプリのインストールと設定、実動作を確認しつつ、抜いておいたメモリを再度入れなおしてRamdiskも作る



とりあえずすべて終わって換装の感想
・早い
・ちょう早い
・グッドスピードの兄貴
・Excelアプリで10秒かかってた処理が2秒で終わる
・影付きスカイライトでもビュンビュン描画できる
・Clothで作った布もすごい勢いでシミュレーションしてくれる
・フィルタもいっしゅんでかかる
・ブラシ描画も遅れない
・ブラウザもメールもすごまじくはやい


いちまんえんの効果としては絶大だと思った
Core i時代がナンボのもんじゃいという気分だ


参考までに以前センレロ440のころモンハンベンチで2393だったが
http://blog.livedoor.jp/leg_ofguy/archives/img/album_36893671_3631064591.jpg>写真

今回測定したところこうなった


グラボはHD4650のままです
まあモンハンベンチならグラボの性能そのままぐらいのものか
superπ104万桁とかなら33秒から16秒と歴然だったり


ただ、ここまで何事も無くコトが進むとなんというか本来乗って当たり前のCPUが普通に乗ったというだけの話にも見えてくる
調べるのには多少苦労したけど、べつにブチ当たるべき壁を解決するTipsを提供できたわけではないし
まだ細々と売ってるE8400のE-0ステッピングが動くことを証明できればまだ有益だったろうけど、C-0をあえて手に入れるには中古しかないわけで

まあブログネタとしてはフツーの日記にしかなりませんでした、というお話
会社などでセレロン入りのCompaq DC5800が最近遅い、E8400のC-0のアテならあるという方の助力になれれば幸い


Intel Boxed Core 2 Duo E8400 3.00GHz BX80570E8400
Intel Boxed Core 2 Duo E8400 3.00GHz BX80570E8400
クチコミを見る