http://superiphone.cz/2010/05/vzali-jsme-displej-iphonu-4g-pod-mikroskop-a-vime-o-nem-vse/

http://www.engadget.com/2010/05/29/iphone-4g-put-under-a-microscope-960-x-640-looks-like-a-lock/

Engadgetその他によると、次期iPhoneと目される例のアレ(ベトナム産)の液晶画面を顕微鏡で精査したところ、
解像度が960x640のIPS液晶であることが確認されたとのこと
とりあえず気の遠くなるような作業であったことは想像に難くないのでねぎらいの言葉をかけたいが、とにかく驚くべきニュース
iPhoneの画面がVGA(640x480)を半分にしてタテにしたハーフVGA(480x320)なのに対し、その各辺2倍(4倍)の解像度を有するこの液晶の搭載は、iPadの仕様(iPhoneアプリが各辺2倍の解像度で表示される)などを鑑みて、iPhoneアプリの互換性維持には非常に有利であるためうわさ界隈ではスタンダードな路線でしたが
現実にはそのような液晶の搭載は厳しいのではと目されておりました
だって3.5インチ(約)で960x640。そんな液晶がどこにあるというのか
そんなのあり得ない!みたいな意見も2ch界隈などで沢山ありましたが、今回あり得てしまいまして、彼らは今頃どんな気持ちなのか、息をしているのかどうかが非常に気になるところです

計算するとそのピクセル密度(ppi)たるや、怒涛の329ppi!紙じゃねえかもう
理屈上のはなしでも、標準的な印刷用解像度(300ppi)で印刷した紙と同レベルということに、なるのか?dpiとかちょっとややこしいから知らん
またこの液晶を敷き詰めた場合、7インチで1920x1280のフルHDオーバー、14.3インチで3960x2560のほぼ4Kという、IBM T221もびっくりなバカバカしいことになったりします。まああり得ないけど

とにかく総画素数にして61万画素、ドットピッチでは0.077mm、IPS方式でタッチパネルは静電容量というこのスペック
最新の「ガラケー」の「液晶担当」端末と比べても頭ひとつ抜けているのです

高解像度と言う点では1024x480の「ハーフXGA」端末である931SHや941SHがあるが、よく見ると単にタテに長いだけの彼らは、総画素数は49万画素だし、3.8インチの931SHにしたところでドットピッチは0.085mmに過ぎないし

高精細と言う点では936SHとかが3インチで854x480。ドットピッチ0.078mmで326ppiと肉薄するけど、しかし解像度は一回り以上差があるし、モバイルASVとIPSという方式の違いもある。
動画の追従はモバイルASVのほうがいいかもしれないが、静止画ではIPSでしょうな。それに絵作りがシャープ謹製という時点でこう何と言うかそのフフフ下品なんですが問題外になってしまいまして
Appleの絵作り発色はすごく上手いしね

言うまでもなくDroidとかTouchHD、ギャラクシーとかは「海外機にしては」高精細とは言うもののガラケースペックと比べると見劣りする程度の能力なわけで
そうなると事実上「携帯電話史上最高峰の液晶」を持ってしまったと言うことになるのです
すごいですねこわいですね。もう「スペックのガラケー」とか言ってられませんね

Appleがどこをどうしてこんな厨スペックにして用途がiPhone以外無いであろう液晶を大量安価に作らせることができたのかは謎ですが、ここまで凝ってる以上、次期iPhoneの重要なセールスポイントとして出してくると思われます

ちなみに「次期iPhone」自体が偽物とかそういう低レベルのおはなしはほぼないかと。この液晶自体、特注しない限り存在し得ないものだろうし
プロトタイプでなんとなくのっけました、みたいなことも無いんでないかな。組み込み機で完全動作するレベルのプロトタイプになんとなくでのっけられるようなもんでもないでしょう。OSの対応も要るし


さて目下ハーフVGA(iPhone)とハーフXGA(941SH)でもはやハーフの定義が変わっているような状況下、果たしてこの「ハーフVGAx4」な解像度はなんと呼ばれるべきでしょうか
QHVGA?(Quad Half VGA)HQVGA?(Half Quad VGA)
それともQWUXGA?(Quarter Wide Ultra XGA)?
いいかげんこの表記どうにかしろよと