ムチャクチャなタイトルをつけているが、中身は大体あってる。あってねえよ。
すわこのブログも18禁で薔薇薔薇な展開へ突入かと阿部さんAAを用意し始めた向きには気の毒だがそういう話ではない。

DSC_2628


シャンパン型ボトルに燦然と輝く「HATTEN」の文字。これこそノンケに飲ませればたちどころにガチガチの同性愛者になってしまう東南アジアの媚薬、という頭の悪いBL漫画的な話でもない。

こちらはすなわちバリ島の地ワインである「ハッテンワイン」のスパークリングを写真に収めたものである。アッーな名前だが本当の意味は調べてもよくわからなかった。現地語かもよくわからないが、少なくともオホモダチを探す行為を指しているのでないことだけは確かだ。なーんだとかちぇっとか言ってる人お帰りはあちらです。

\   / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、::::::   )  く   ホ  す
  \ l  ,ッィrj,rf'"'"'"    lミ::::::: く   れ  モ  ま
     Y           ,!ミ::::::: ヽ  な  は  な
`ヽ、  |           くミ:::::::: ノ   い  帰  い
     |、__  ャー--_ニゞ `i::::,rく   か  っ
``''ー- ゝ、'l   ゙̄´,ヾ   }::;! ,ヘ.)  !  て
      ゙ソ   """"´`     〉 L_     
      /          i  ,  /|         r
- 〈´ ,,.._        i  't-'゙ | ,へ     ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、    ;  l   レ'  ヽr、⌒ヽ'
        ゙、`--─゙      /!         `、
  _,,、-     ゙、 ー''    / ;           `、
-''"_,,、-''"    ゙、    /;;' ,'  /         、\
-''"    /   `ー─''ぐ;;;;' ,'  ノ
   //    /     ヾ_、=ニ゙





ハッテンワイン
http://www.hattenwines.com/wines.html

バリ島はリゾート地だけあって、訪れたイエローモンキーやオージーはホテルやバーでアルコールを肝臓へ流し込んでいるわけだが、
インドネシアはゆるっゆるとはいえ一応ムスリムな御国である。だからかどうか知らないが酒の関税は馬鹿高く設定されている。インドネシア内にあってイスラムでなくヒンズー、しかもバリ独自な宗教を持ち、わりとみんな好き勝手酒だの牛だの喰らってるテキトーアイランドバリと言えども、税務署の恐怖から逃れることはできないのだ。おそろしいことだ。

特に酷いのがワインで、有名シャンパーニュやら著名ボルドーやら安美味新世界ワインやら、まあラインナップだけなら街のスーパーでも結構な展開なのだが、値段が軒並み日本の数倍から十数倍。
バリ・カルフールやバリ・ハイパーマートで馴染みのワインを見かけ、つい手にとって眺めてしまった場合、値札を見てアッー!と叫んでブッ倒れる。いや正確にはRp表示の内容を換算して「日本円でだいたい~円かー。それほど大差ないのかな」などとと言って、もう一度考えてみたら単なるレートボケして1円10ルピアくらいで換算して一桁足りなかったことに気付き、そこで初めて実際は日本の10倍の値段であると理解し、体を固くしながらワインを棚に戻した後、安全地帯まで離れてから存分にブッ倒れることになる。

そんな状況でもワインが飲みたいのが人情というもの。なのか?ビンタンビールとかアラクとか飲んでりゃいいじゃないか。どっちもおいしいぞ。他の酒Disるのは甚だよろしくない行為だ。
て気もするけどそれではネタにならんのでスルーして、とにかくワインが要るときはバリ人の味方「ハッテンワイン」を買うことになる。
地元生産なので関税要らず。フツーのワインの価格で買えるわけだ。ばんざーい。

とはいえコーラが7000ルピアの国で十数万ルピアしたりする飲み物なんだが。まあ他が高すぎるからこれでも売れるんだろうな。


IMG_3051

さてここがハッテン直営店「セラドール」である。クタのシンパンシウール交差点にある。ガイドさんやタクシー運ちゃんが店を知らなくても、この巨大交差点は誰でも知っているはずだ。
狭い店内ではスパークリング以外が好きに試飲できる。日本語不可だが中学生英語を駆使。

分類としては大まかに言うと
「バリ産ブドウでバリ醸造のワイン」と「オーストラリアブドウでバリ醸造」のワインがある。
ラインナップは赤白ロゼ泡とひと通り揃っているが、白とロゼがメインのようだ。

http://www.hattenwines.com/

まあ詳しいラインナップは公式でも見ればよい。


まずオーストラリア産ブドウで作る「Two Island」を試飲してみる。

カベルネ、シラーズ、シャルドネなど。

感想としては「悪くない出来のワイン」である。ちゃんと果実味もあるし、デイリーワインとしてケチを付けるところもない。
なので我々日本人が旅行でここを訪れてこれを買う価値は「ゼロ」である。買わなくて良い。えっここまで引っ張っといて何それは(ドン引き)

なぜかというとシラーズもカベルネももっと安い美味いワインは日本でいくらでも買える。土産にする場合預け荷物20Kg制限を脅かす思いをしてまで買うものではない。以上。
現地でどうしてもスタンダードな品種のワインが飲みたい今すぐ飲みたいという時は重宝するだろうが、それだけだ。

まあ言ってしまえばよくあるオーストラリアのワインなのだ。わざわざバリ島くんだりまできてワインを買う&飲む酔狂をするなら、ここはやはり地物一択であろう。


バリは言わずと知れた南国であり常夏の島であり赤道直下であり社員onTheBeachであると言っても、北部にはかなり標高の高い地域もある。世界の危ない地名12使徒の一柱とされる「キンタマーニ高原」なども、実際行ってみると時期によってはかなり冷涼な気候だったりして、これぞ正しく玉ヒュンと言ったところ。昼夜の寒暖差はきちんとブドウが栽培できるほどに強いらしい。

品種は「Alphonse Lavallée」か「Alfonso」、「Belgia Grape」などがあるとのこと。アルフォンソったらマンゴーしか思い浮かばないが。「ベルギーのブドウ」ってなにかよくわかんないけどマスカット(アレクサンドリア)のことらしい。

DSC_2628

Tunjung
時間が前後するが、試飲できない(&空輸も憚られる)スパークリングは、現地スーパー「カルフール」で買ってホテルで飲んできた。
スパークリングの白。どうでもいいけどスパークリングなのに異常にコルクが抜けなくて難儀した。お前初めてかここは力抜けよ、とか言いながら中折れしないようにどうにかこうにか発射まで持ち込んだ。買うときにレジのおねーさんにシェイクされてドキドキものだったが、「溜まってんなぁ、オイ(迫真)」てな事にはならずに済んだ。

泡はそれなりにクリーミー。香りは実に南国の花といったところで芳醇。果実味豊富というより落ち着かない酸味甘味がてんこもりだが、そこはそれ場所が南国で南国気分なので肯定的にとらえられる。
酒を飲むシチュエーションは重要だと思う。クソ暑い熱帯の夜に飲むビンタンビールはこの上なく最良のビールだが、ぬるい日本の夜に持ち込むと、ただ薄いだけで発泡酒のほうがまだマシな低級ビールとなる。
このTunjungもガッツリ冷やしてバリの砂浜やプールサイドなどに持ち込むとたまらんと思う。アラクのスプライト割の次くらいのローテーションに控えさせておいて損はない。

ただ、後味がわずかに生臭いというか昆布臭い。そこまで不快なほどではないが気になった。まあスーパーで放置状態だし熱劣化だろうな。
日本ならいざしらずバリの、それもスーパーやらレストランでまともに温度管理など出来るはずもない。

IMG_3129

アレクサンドリア
こっちはちゃんとセラドールで試飲&購入。
マスカットのワイン。甘くスッキリで北海道ワインに似たようなのがある。しかし北海道ワインほど「甘い。以上終わり」で済まない程度にミネラルっぽさはあったりして、そう悪くはない。ただどこまでいっても「1000円の大して美味しくないよくあるワイン」以上のものではない。目新しさもあまりない。


アガ・レッド
こちらもセラドールにて試飲。果実味は薄いがなにか独特のまったり感があって面白そうなので買ってみた。
IMG_3168

アレクサンドリアは人口コルクだったのにこっちはなぜかスクリューキャップ。分ける意味は…?

飲む。

IMG_3166





そして吐く。

Tunjungに感じた生臭さの1000倍くらいのが襲いかかってきた。うおおおええええええ。これは無理だ。
亜硫酸塩の入れ過ぎとか還元臭とか。そういう地獄谷な臭いではないんだが、ひたすら昆布臭い。いやそれもやっぱり硫黄系の臭いに入るのかな。経験の薄い俺には磯で拾った腐りかけ昆布を鼻に突っ込んだとしかいいようのない激臭だ。
置いたり回したり冷やしたりしてみたが何をやってもどんどん昆布臭さが強まるだけという地獄である。

試飲した限りでは、元からこういう味ということもなさそう、ということはやっぱり劣化や腐敗といったほうが適切なアレ。一応ものの管理ができているであろう専門店でこの有様というのはなんだ。醸造の段階で処理が完璧でないのだろう。
うーん、新世界どころか発展途上ワインはネタ的な意味でなかなか面白いね。



こうして僕のハッテンワイン体験はクソミソな結果に終わったのでした。
確かに評価としては大したレベルではないというのが結論。日本で買ってまで飲まない。あと製造管理きちんとやってくれ。
でもヌサドゥアの蒼い海を眺めながら味わったTunjungは非常に良かった。
管理がなされているところで入手できれば、リゾート気分の一助には適しているかもしれない。他のスパークリングやましてシャンパンなんて買ったら財布カラになるし。
てわけでバリへ行ったら買ってみるとよいでしょう。その時は店を選ぶこと。

ちなみに日本で入手は難しいんでないだろうか。探してもなかったし。まあ日本で買うもんでもないが。
物好きはおみやげにしてもいいかもしれないが、普通はその重さの分クサンバの塩とかバリコピ詰めて帰ったほうが遥かに益があります。

ワインは美味しくなかったが、北部の高原のブドウ畑などはいずれ機会があれば行ってみたいもんですね。


ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト
ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト
クチコミを見る

やめろっつってんだろ。