http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapablog/20110117_420052.html

少し前にスタパ氏が自転車用の水筒を求めてサーモスのJMY-501を買っていたようだ。
何を隠そう、この水筒の350ml版こそわたくしの愛用の水筒なのであり、
さらに何を隠そう、わたしはとろ様のファンです。どうでもいいです。
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ずんどこべろんちょ

いいだけ塗装が剥がれております。塗装っつーかビニールシート的な皮膜なんだけど。
一年ちょっと使ってほぼこの状態なので、基本的にはがれやすいものなんでしょう。

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さらに底面に至っては落としたりぶっつけたりするもんだからベコベコ。今に穴が空きそうだ。

ther03

しかしながらボロボロながら、こいつの保温性能については全くもって一切の揺らぎなく新品同様であり、朝出勤前に入れた熱湯のお茶を会社で開け忘れて12時間経過して帰宅したあと飲もうとすると猫舌の俺はがぶ飲みできないレベルという性能。
もちろん魔法瓶なので衝撃には強いわけではなく、まあこれも半ば偶然大丈夫というだけなんだけど、不良リーマンのだらしのない扱い程度ならば余裕で耐え抜いてたというわけだ。
なにより2000円だよこれで。安すぎワロタ。

ワンタッチオープンとそのまま飲める機構が嬉しいが、なにせかにせ熱い飲み物は熱いままなので猫舌の私は飲めない。
スタパ氏も断熱性がありすぎて熱くて飲めずにコップ付きのものに買い換えたようだが、そもそも、こう言っちゃなんだがサーモスというのは自転車野郎やサラリーマンなんぞには本来オーバースペックもいいところのガチ山男も使うようなメーカーであり、温暖な気候下でのほほんと漕いだり仕事したりしている連中ののどを潤す程度とは求められる性能の次元が違う。
山屋さんの方は魔法瓶を大体テルモスと言うが、諸説あるけど元はサーモス(テルモスを英語で読むとこうなる)のことらしいです。
「岳」とか読んでるとよく出てくるよね。
現在のサーモスは真空断熱ステンレスを開発した日本の会社が全部吸収して出来てる会社だとかなんとか。



こいつを買ったのは今を去ること2年前である。
ちょうど勤め始めの頃だが、連日こいつに麦茶などを充填しデスクの横においていた僕に、職場の主任女史が声をかけてきた。

「あ、それ今流行りの水筒だよね」

ちょうど世はナントカ男子ブームのはじめの頃。「水筒男子」という言葉が連日テレビで報じられていた、とか言うと重大事件みたいだ。
とにかく金のない若きは水筒に茶を持参して飲むという行為が全国で展開されていたようだ。

これは基本的に水筒ラブだった俺にとって屈辱この上ないことである。毎日持ち出すようになったのは勤めはじめてからだが、水筒愛用はもう数年前から実践しとるわと。
言うまでもなく普通で考えればただの貧乏性に見えかねない行為であったが、貧乏であることには違いないし、よくいるキモヲタの僕がそんな外面を気にして日課を辞めるわけもない。
しかしその時、その馬鹿馬鹿しい水筒男子なる流行を知っていた主任女史には、本来変人であるはずの僕が、イマドキの流行を追いかけるケンゼンな男子に見えたに違いない。

ギリギリと歯噛みをする思いで
「そそそそうですね今流行ってますよねーハハハギギギ」などと答える。くやしいのうくやしいのう。
そんな僕のピカドンな内心を知る由もない女史は至ってのんきに
「そういうのいいなあ、私もやってみよう」とおっしゃる。
行動力のある主任女史はさっそく次の日から僕と同じようなサイズの水筒をデザイン雑貨屋かどこかで購入してきたらしく、お茶やコーヒーなどを入れて持って来るようになった。

しかしその水筒も一週間目には姿を見せなくなった。話のついでに聞いてみると。
「いやー朝お茶入れてきても、最近寒いから会社つく頃には冷めちゃって。それなら会社のお茶淹れて飲んだほうが暖かいからいいんだよね」

いくら北国でも秋口の気温が出勤時1時間程度続いたところで、魔法瓶の湯がそこまで冷めるはずがない。
そんな性能で登山に持ち出したら、朝淹れてきた熱湯は頂上につく頃に冷めるどころか凍っており、テルモス担当はカップ麺やコーヒーを準備していた仲間たちから崖下に突き落とされるに違いない。
しかし彼女の持ってきた一見きちんとしたステンレスのボトル水筒(女史いわく「1200円もした」とのこと)は、余裕で雪山殺人の引き金を引くレベルにあったのだった。

そういうもんなんだ。
とりあえず流行りに乗って「すてんれすせいのみずのいれもの」にオサレな見た目を与えて売っとけば問題ないのだろう。


程なくして水筒男子ブームはあまりその単語を聞かなくなり、代わりに「水道男子」なるそれ人としてどうなのレベルの単語を極まれに聞いたりする。言うまでもなくこちらは水筒ほどにも流行るまい。
でも水筒ブームを通して魔法瓶の便利さが知られたとかそういう事はほとんどなさそうだ。流行も悪くはないが、そこだけが残念でならない

自前でちょっと凝ったお茶やコーヒーなどを入れるもいいし、氷を入れて麦茶やスポーツドリンクを入れてもいい。同系統の飲み物ならコンビニで補充しても、ペットボトルより便利だ。
お金がどうとかエコがどうとかくだらん利点を差し置いても、純粋にコンビニ買いより温度は上(下)だし美味しいし普通に便利なんだと声を大にして主張したい。



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こんな色あったのか。カコいいんですけど。近所じゃ余り物の赤しか売ってなかったんだ。

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本気の山岳モデルもあります。これを平地で使おうものなら、昨日のお茶でも余裕で火傷ができましょう。